古本屋日誌:6月22日(月)〜28日(日)

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 N会の市では、N会の同人なので運営も。
 預かっていた荷物をぎりぎりまで作り続けた。なんとか間に合ってよかった。

 市では売ったり買ったりで、差し引き若干売りが多くて、お金をいただいて帰ることに。
 この日は市のあと用事もなかったので、飲みに誘われたら着いていくつもりだったのだけれど、いつも行っていないものだから、すっかり誘われなくなってました。「帰っていいよー」と言われて、すごすご帰りました。せつない。

 KS会の規約発送作業のため組合へ。
 厚生さん、矢野さん、満さん、ハモニカさんと僕の五人で、市会の規約を封筒に入れる作業を。
 単調な作業だけれど、みなさんのお話が面白いのでぜんぜん退屈しませんでした。

 事務所と倉庫の本を整理。 

 HH会へ。
 出品もお客さんも少なめ。
 福永さんのSF文庫は、僕を狙い撃ちという感じだったので買いました。
 一昔前の「歴史研究」という雑誌100冊以上買いました。興味を持てそうな特集の号を拾い読みしたあとで、一度即売会に出してみようと思います。

 HH会の後、矢野書房天満橋店へ。
 阪神夏の古書ノ市に向けて小冊子を作る件について。

 KS会の会長様からメールが。会員には出品数のノルマが。えっ、そんなに用意できそうにないんですけど……。

 事務所の本を整理しつつ、KS会の市に出品できそうなものを考える。
 5点くらいはすぐになんとかなりそうな感じがあるけれど、それ以上はちょっと頑張らないと。

土・日

 事務所と倉庫の本を整理。

 阪神夏の古書ノ市の冊子の詳細について、参加店の皆さまにメール。


 倉庫を片付けて、事務所の本を倉庫に移して、事務所の方をもうちょっとすっきりさせようと奮闘してます。
 一度収拾がつかないような状態になってしまった後で、それをどうにかするのは相当大変なので、今回頑張ってなんとかすっきりさせた後は、もう収拾がつかないような事態にならないように、かっちり本の整理をやっていきたい。

 まあ、無理なんだろうなぁ。

今週のお知らせ:6月29日(月)〜7月5日(日)

 今週は、とくにありません。

 来週になりますが、いよいよ「大サブカル市 in 大阪ツイン」が始まります。

 7月12日(日)〜20日(月)、京橋のツイン21にて。

 寸心堂はぜんぜん関係してませんが、知り合いの古本屋さんたちが頑張っておられますので、応援しています。

 僕も期間中一度は覗きに行くつもりです。

店主の購書記:2015年6月4週目

  1. チェーホフ『馬のような名字 チェーホフ傑作選』(浦雅春訳・河出文庫)
  2. 神品芳夫『新版リルケ研究』(小沢書店)
  3. ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ(下)』(岩波文庫)
  4. ナボコフ『ロリータ』(若島正訳・新潮文庫)
  5. 木村敏『自己・あいだ・時間』(ちくま学芸文庫)
  6. 小谷野敦『現代文学論争』(筑摩選書)
  7. 小谷野敦『お嬢様放浪記』(猫猫塾)

(1)たにまち月いち古書即売会にて。ディックさんのところで。
 「たにまち」では毎度のようにディックさんのところの文庫を買っています。何かしら僕好みのがあって、なおかつ安いのです。 

(2)たにまち月いち古書即売会にて。古本横丁さんのところで。
 300円均一コーナーで拾いました。しばらくリルケを読む機会は回ってこないと思いますが、よさげな本だったので確保しておきました。

(3)天満橋のジュンク堂書店にて。
 新刊本は、できるだけ地元に近い本屋さんで買いたいと思っているのだけれど、組合で仕事をした帰りに、天満橋から電車に乗る前にジュンク堂に寄って、そこで新刊を見つけてしまうと、ついついその場で買ってしまいます。帰りの電車の中で読みたい、と思ってしまうから。

(4)某新古本屋にて。
 あちこちの某新古本屋で、ナボコフの『ロリータ』はわりとよく見かけるので、けっこうたくさん売れているのだと思うのですが、この本をきっかけにして他のナボコフ本に手を出すようになる人はあまりいないんでしょうか。他の本はなかなかブックオフもとい某新古本屋に流れてきませんね。

(5)寝屋川の某新古本屋にて。
 この本があったのを見た時は、ちょっと「へぇー」となりました。若干せどり気分で買いました。
 だいぶ昔に、講談社現代新書の『異常の構造』や『時間と自己』を読んだあとで、この本も読んでみたいなと思っていたのですが、結局こんにちまでこの本を手に取ることはなく。
 今回手に入れてちょっと見てみましたが、これを精読する元気は今の僕にはなさそうです。

(6)天満橋駅近くの花月書房さんにて。
 さる即売会で、小谷野敦の『現代文学論争』と臼井見の『近代文学論争』を並べて売っておりましたところ、『現代文学論争』だけ売れてしまいましたので、補充できたら補充したいなと思っていたところ、花月書房さんのところで見つけたので買わせていただきました。
 また並べて売りますので、どなたか買ってください。

(7)こちらはキンドル本。ゆえにアマゾンにて。
 わたくしアマゾンのプライム会員でございまして、このキンドル本などは、なんと無料で読むことができるのであります。小谷野先生の以前のキンドル本『鴎たちのヴァンクーヴァー』もまた、無料で読ませていただいております。
 この、「プライム会員は一月一冊無料で読める」というシステムは、どういう仕組みなのかしらん。僕が無料で読んでも、著作権者には、普通に買った時と同じだけのお金が入るようになっているのかな?
 タダで読んでいると、若干後ろめたい気持ちが。


 今週は「オーク200」の即売会もあって、そちらにもお邪魔したのですが、急いで組合に戻る必要があったために、ざっと見ることしかできなくて、オークの方では文庫2冊買うだけになってしまいました。
 もっとゆっくり見たかったなぁ。

古本屋日誌:6月15日(月)〜21日(日)

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 大阪はH会の市へ。
 本はぜんぜん買えず。
 古本の即売会で使う木箱も市に出ていて、それにも札を入れていたのだけれど、 止め札(売り手が、これ以下の値段では売らないということを書いた札)にギリギリ届かず、これも買えず。
 しかし、売り手さんと直接交渉の結果、譲っていただけることに。ありがとうございます!

 朝ふと、「あ、今日はブルームズデイだ」と気づいた。
 前日まではぜんぜん、「明日はブルームズデイだなぁ」とか思っていたわけではなかったので、気づくことなく過ぎていたかもしれない。気づかず過ぎても、どうってことないんですが。

 金曜日からの「たにまち月いち古書即売会」に向けて準備をする。本に値札をつけたりやなんか。

 「たにまち月いち古書即売会」の準備。
 夜、寝る前ぎりぎりくらいまでかかる。 

 「たにまち月いち古書即売会」の荷物を大阪古書会館に搬入する。
 朝一から設営開始して、お昼頃にできあがる。

 搬入のあと、H会の市へ。
 文学関係の一括りを買う。
 H会でこういうのが出ると「こういうのは寸心堂さんでしょ?」という圧力がかかります。
 僕は押しに弱いので、「あ、じゃあ、はいはい、買います」という感じで引き取ることになります。
 売るのは難しそうだけれど、北京外文出版社の『中国現代文学史』 上下巻とかは、なかなか面白そうでした。読みたい。

 夜、翌日からの「たにまち月いち古書即売会」の広報ツイートとブログを書く。

 「たにまち月いち古書即売会」初日。

 翌週の市に出品する荷物を組合に運び込み、その後すぐに弁天町オーク200へ向かう。夏の阪神百貨店での即売会のチラシを届けるために。
 カーナビが不調で、当てずっぽうで車を走らせたら、20分で行けるはずのところへ1時間半かかるという大失態。
 オーク200の古本市をしばらく覗いて、ちょっと本を買って組合に戻る。
 帰りは20分。

 午後から「たにまち月いち古書即売会」のレジ当番に入るも、 一身上の都合で、早めに上がらせてもらうことに。すみません!

 「たにまち月いち古書即売会」二日目。

 組合に行き、3階で市に出品する荷物の整理をする。
 整理が終わったあと、即売会の様子をふわっと見て、わりと早いうちに事務所に帰った。

 夜、「今週のお知らせ 」と「店主の購書記」のブログ記事を書く。

 「たにまち月いち古書即売会」三日目最終日。

 お越し下さった皆さま、ありがとうございました。 

 組合へ即売会の荷物の撤収に行く。
 撤収後、いつもの酒盛り。ごちそうさまでした。

今週のまとめ

 いまどき、ソーシャルネットをそれなりに使いこなさないと駄目だなぁ、ということで、今週はツイッターとかブログの更新とか、頑張ってみました。
 ぶっちゃけちょっと無理してますが、続けて、慣れていきたいと思います。よろしくお願いします。

今週のお知らせ:6月22日(月)〜28日(日)

 今週はひきつづき、弁天町のオーク200にて「オーク200 第23回古本祭り」をしております。

 「オーク200 第23回古本祭り」は、から25日(木)まで。
 詳細は関西古書研究会のブログでどうぞ。→ 関西古書研究会

 私は、阪神百貨店の夏の古書ノ市のチラシを届ける用事もあって、弁天町オークには初日にうかがいました。
 朝、たにまち月いちでお見かけしたお客様をお昼頃には弁天町オークでお見かけしたりしました。熱心なお客様がいらっしゃってくださって、ありがたいことです。

 阪神百貨店の夏の古書ノ市も、まだ先ですが、よろしくお願いします。