古本屋日誌:1月4日(月)〜10日(日)

「水の都の古本展」の目録のための本を用意する。
 なんとか数は用意したけれども、「目録に載せるような本なの?」と同業者につっこまれそうなものばかり。
 目録はもう、敗北宣言です。赤字確実。

 車で組合へ。
 翌日の豊書会のための出品を準備するためと、年末の阪神での即売会の荷物が帰ってくるのを引き取りに。
 朝一から15時くらいまで組合で作業を。
 帰り際、杉本梁江堂さんが車から降ろしている荷物の中に、すごい欲しい本の束を見つける。

 この日は帰った後も寝るまでお仕事。
「水の都の古本展」の目録のデータ入力作業。

 新年初市。豊書会と日南会の合同市。組合へ。
 前日に見た、「すごい欲しい本の束」は、この日の市には出ていなかった。この日は、「アレにいくら出せるか」という計算ばかりしていたので、他の出品を見るのに力が入らず。

 杉本さんに、前日搬入していた荷物はいつ出品されますかと直接聞いてみたところ、僕が欲しいのだけまとめて、今度の新興会に出してあげるよ、ということに。杉本さん、いいひと。

 その件が済んだところで、早めに組合を後にして梅田に出た。
 茶屋町の方のジュンク堂を覗く。わりと久しぶり。ちくま文庫のスペンサーの『妖精の女王』が全4巻並んでいるのを発見。しかし、うちに無いのは何巻だったか思い出せずスルー。

 かっぱ横丁に寄ってみたら古本屋は休みだった。組合で誰かに聞いておけばよかった。
 そこから歩いて天満の方へ。天神橋筋商店街を北からずるずる古本屋をハシゴしながら南下。最後は矢野書房天満橋店へ。
  はまおさんに新年のご挨拶のあと、しばらく雑談。18時半頃においとま。

 北東北書会の初市。
 組合に寄って荷物を積んだりやなんかしてから、今市会館へ。

 北東北書会の新年初市は、お客さん皆さんにお弁当が振る舞われます。食後のコーヒーも振る舞われます。貧乏所帯のわりに太っ腹です。素敵。
 初市から荷物もたくさん集まって、大変賑わいました。

 北東北書会の同人の皆様、ならびにお客様の皆様、今年一年どうぞよろしくお願いします。

 朝からせっせと「水の都の古本展」の目録原稿を作る。この日が締切日。
 なんとかお昼過ぎに仕上げて、デザイナー様にメールを送る。
 おそらく、非常にやっかいなデータを送ったので、「なんだったら自分でやりますから投げ返して頂いてもいいです!」というメールを送ったところ、「大丈夫です、やります!」と言って頂けた。ありがとうございます。

 どんな風にやっかいかは、出来上がった目録を見ると一目瞭然と思います。
「水の都の古本展」の目録が欲しい方は、メールでもお問い合わせフォームからでもツイッターででも、ご連絡ください。

 互礼会と言って、大阪古書組合の組合員が集まっての、毎年恒例の新年会の日。
 17時から19時まで、天満橋OMMビルの東天紅という中華料理屋さんにて。
 お腹空かして行ったつもりだったけれど、途中でお腹いっぱいに。美味しかったので、もっと食べたかったのに。残念。

 互礼会では、北東北書会代表で新年の挨拶をば。
 あらかじめ何をどういう順序で話そうとけっこう考えていたのだけれど、実際話し始めると合いの手が(主に厚生さんから)入って、それに対応しているとどんどんグズグスに。結局考えていたこととぜんぜん違うこと話してました。反省。

 基本オフ。
 ずっと忙しくて部屋が散らかったままになっていたので、ちょっとだけ片付けなど。

 天気がよかったので、ぶらっと郡津まで散歩。

 郡津駅前の公園の一部が工事中みたいになっていて、覗いて見ると前方後円墳みたいな盛り土がしてあるから、遺跡でも発掘されたの!?と興奮してたら、「汚水貯留槽設置工事中」だって。がっくり。

 郡津界隈にはめったに来ないので、せっかくだからと郡津駅前のケーキ屋さんラ・キャリエール・プイプイさんでケーキでも買って帰ろうと思いお店に近づいてみると、「配達中のため一時お休み」だって。なんたるタイミング。

 というような一週間でございました。 

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古本屋日誌:12月28日(月)〜1月3日(日)

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 阪神歳末古書ノ市の三日目で、組合では二世会の市の日。

 二世会の同人なので、市のお手伝いのため組合へ。
 年末も年末なので、荷物も人もあまり集まらないんじゃないかと思っていたけれど、そんなこともなく。みなさん商売熱心で、二世会同人としては大変ありがたいことでした。
 年内最後だし、二世会の皆さんと飲みに行きたかったけれど、阪神歳末古書ノ市開催中なのでそちらへ。

 阪神の現場に行って補充をしてそそくさと帰る。

 阪神歳末古書ノ市の四日目。

 まず車で組合へ。組合に置いてあった荷物を整理して持ち帰るために。
 一部市に出品する分を置いて、その他は車へ。

 組合の近くのカフェでパンケーキを食べてから阪神の方へ。

 阪神の現場では補充をしてやっぱりそそくさと帰る。  

 阪神歳末古書ノ市、最終日。

 最終日は一日レジ当番だったので、朝一から阪神へ。

 僕が休憩に行っている時にフランス文学系の問い合わせがあって、はまおさんから電話がかかる。急いで戻ってお客様からお話を聞く。残念ながら現場にも、僕の蔵書・在庫にもない本だった。
 たまたま市に出てくるということはまずないと思うので、年明けたらちょっと頑張ってあちこち探してみようと思う。

 阪神歳末古書ノ市は18時におしまい。
 百貨店の催事はさすがにたくさんの人が来てくださいます。お客様も、阪神百貨店の方たちも、皆様ありがとうございました。
 搬出は意外とテキパキと進んだものの、それでも、はまおさんのお店に荷物を入れ終わったのが22時くらい。

 大晦日。

 大掃除とかまったくできないままに、実家へ行き、実家で年越し。

 2016年はノートのたぐいのアナログ回帰をしようかな、なんて思いたち、実家ではやることがないので、本を読んでノートを取りまくって年を越しました。

 元日。

 丸一日実家で、かつ家の中に。一歩も外に出ず。
 相変わらずノートに文字を埋めてました。
 ノートはアナログで取っているのに、読んでいるのは電子書籍だという。

 年末から光文社古典新訳文庫のキンドル本が半額になっていたので、5、6冊まとめ買いしてました。実家に帰るに際して、本を持ち歩くのが嫌だったので、その間の読書は全部キンドルで間に合わそうと思って。

 光文社古典新訳文庫の半額セールは1月7日まで。

 お正月、2日目。

 お正月らしく過ごす。つまりこたつでゴロゴロと。

 晩ご飯を食べた後に交野の方へ戻る。
 2日のうちに戻って、翌日3日からフルに働かないといけない。

 水の都の古本展の目録の本の準備を始める。
 締め切り日と予定から逆算すると、この日と翌日の二日ですっかり用意しないといけない。
 というわけで、日曜だけど、正月だけど、せっせとお仕事。

 自分のスケジュールの立て方が悪かったせいだけど、もうちょっと休みたかったなぁ。

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古本屋日誌:12月14日(月)〜20日(日)

 新興会特別市の日。
 僕は新興会の同人ではないけれど、この日はお手伝い。 お昼ご飯も晩ご飯も出て、そのうえバイト代も頂きました。ありがとうございます。

 市での買い物は、フランス語の洋書を一口買っただけでした。「一口だけ」といっても、それが73本口という大口だったので、冊数でいうとかなりです。1500冊はくだらないかな?
 この日はこれが買えただけで満足でした。

 週末の全大阪古書ブックフェアに向けて本の準備をコツコツと。

 コツコツ、最後の追い込み。

 全大阪古書ブックフェアの搬入。
 北東北書会を休みたくはなかったのだけれど、ブックフェアの設営の他、月曜に買った洋書の仕分けもしなくてはいけなかったので、仕方なくお休みに。
 そして、ブックフェアの設営後は、ひたすら洋書の仕分け。この日の内には終わりませんでした。 

 全大阪古書ブックフェアの初日。
 ブックフェアのことそっちのけで、組合の二階で洋書の仕分け。この日の内にも終わりませんでした。

 全大阪古書ブックフェアの二日目。
 午前中はレジ当番だったので、三階で主にレジに入っておりました。

 お昼からは、また洋書の仕分けを。なんとか終わらせました。 

 全大阪古書ブックフェアの最終日。
 一日ぼんやりと会場におりました。

 うちの本もたくさん買ってくださったあるお客様のお名前が、ラテン・アメリカ文学の翻訳で有名なお方と同姓同名だったので、もしやと思う。
 というようなことがありました。
 こういう時にさらっと「あの○○先生ですか?」とか尋ねられる性格だったらいいんですが、内心で「おお!」とか思っているだけで何にも言えないのが残念です。

 非常にバタバタした一週間でした。次の週も阪神百貨店での即売会があるので、引き続きバタバタだろうと思われます。

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古本屋日誌:12月7日(月)〜13日(日)

 市のため京阪電車で組合へ。
 電車のお伴はマンディアルグ『黒い美術館』(白水Uブックス)。天満橋駅に着くまでに「満潮」読了。大変やらしい短篇小説でございました(知ってたけど、再読だから)。

 ブックフェアに向けて本を準備。
 倉庫の整理用にコンテナボックスを買ってきたりも。

 ブックフェアに向けて本を準備。
 コツコツ。

 組合に荷物を取りに行き、その足で市のため千林の方へ。

 この日の市には、京都のシルヴァンさんが来て大量に出品してくださいました。
 忙しくなくて倉庫の空きもある時だったら、大量に買って捌いてみたい荷物でしたが、あいにくこの時期、暇も倉庫の空きもなくて、何も買えませんでした。
 普段から余裕がないといろいろ取り逃しちゃいますね。分かってるんですが、チャンスを逃してばかりです。

 帰りに守口のブックオフに寄ったり。

 ブックフェアに向けて本を準備。

 ツイッターで「明治中期の新聞に『近年の子供は、夏目漱石などの小説ばかりを読んで云々』」というツイートがリツイートで回ってきて「いいね」を押す。

 夏目漱石の最初の小説が発表されたのは明治38年。「ホトトギス」にて『吾が輩は猫である』の連載開始。つまり……。

 ブックフェアに向け本を準備。
 やっと売台2台分の目処が立ったかな、というところ。
 あと売台1台分。ギリギリまでかかりそう。

 というわけで、さすがに日曜でもオフというわけにいかず。
 きりきり働きました。

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古本屋日誌:11月30日(月)〜12月6日(日)

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 古書組合年一度の野球大会に参加。
 今年は兵庫組合の主催で、 尼崎のベイコム野球場で試合をしました。
 ほとんどの参加者が年に一回しかグローブをはめないというザ・草野球集団なのに、やたらと立派な球場を貸し切るのが恒例です。かつてはドームを貸し切ったり、電光掲示板を使ったりもしたそうで。
 参加チームは京都と兵庫と大阪で、今年は京都が2連勝で優勝でした。しかも2連続コールド勝ち。向こうしばらく京都が勝ち続けると思います。チーム力が圧倒的なので。

 野球のあとは親睦会。

 堺の実家の方へ。
 なかもずと光明池の天牛堺書店でお買い物。
 ウィトゲンシュタイン『『論考』『青色本』読解』 やピエール・ルイス『紅殻絵』など購入。
 3000円均一ではさすがにいい本がいっぱいあったけれど、高いのでほとんど手が出ませんでした。

 堺から交野へ戻る。
 なかもずと天下茶屋の天牛堺書店でお買い物。
 何を買ったかメモらなかったので失念しました。

 書斎のデスクトップのWindowsを8から10にアップグレードした。アップグレードしてよかったのかなぁ。

 北東北書会で今市へ。この日は電車で。電車のお伴はポー『黒猫/モルグ街の殺人』(光文社古典新訳文庫)。
 この日の市では、まーぶる書房さんがたくさん出品してくれて、なかなか賑わいました。

 まーぶるさんは、これからも何回かに分けて多めの荷物を出してくれるそうです。ふだん北東北書会に来ていない方も、まーぶるさんの出品がある日にでも覗きに来ませんか?

 市のあと京阪電車で渡辺橋へ寄り、パリアッシュというパン屋さんで、予約していたシュトーレンを受け取ってくる。

 しかし、千林から大江橋までは電車賃210円なのに、一駅先の渡辺橋までは330円だというのには驚きました。大江橋から歩こうかと思ったけれど、次の予定があったのでこの日は時間を優先しました。
 暇な時は歩いてやるー。

 組合へ。
 3階に置いたままの荷物をある程度片付けに。
 次の市への出品を作ったり、持って帰る荷物を整理したり。

 全大阪古書ブックフェアに向けて、本の準備を始める。

 全大阪古書ブックフェアは12月18日(金)からです。また告知しますが、よろしくお願いします。
 さらにその後は、阪神百貨店でも催事がありますので、そちらもよろしくお願いします。 

 オフ。
 京都は北山のサーカスコーヒーさんに行ったり、みよいビルの「いまどきのブックフェア」を覗いたり。 
 してきました。

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