古本屋日誌:9月7日(月)〜13日(日)

 HS会大市の日。
 事務所ですべき仕事があったので、入札だけしてすぐ帰った。これではとても落札できないかなぁという、自信のない札しか入れられなかった。

 事務所で本の整理を。
 天神さんの古本祭りで出すことになりそうな本などを仕分けたり。 

 前の週の市で買った本の仕分けなど。

「にほんブログ村」のアカウントを取ってブログの登録をしてみた。そんなに面白いことは書けていないので、あまりブログの宣伝をしても仕方ないと思うのだけれども。

 HH会の日。
 HH会へ行く前に、堺筋本町の近くの紙屋のmukkuへ行く。今度の谷町月一か、遅くとも天神さんの古本祭りまでに、お店の宣伝用の栞でも作ろうと思っていて、そのための紙を選びに。
 その後HH会へ。前の週よりは荷物があったけれど、それでもかなり少なかった。久しぶりに来て出品もしてくれたブックハウスさんが驚くくらいに。
 HH会の後、そのブックハウスさんとロビン・ブックセンターさんとステーキ屋さんでお食事を。 

 天神さんの古本祭りの目録である「萬巻」の自分のページの校正をする。
 そのほか、事務所で本の整理やもろもろの雑用を。

 この月曜日のHS会大市で自分が入札した分について、「あの値段では落札できてないだろうなぁ」と思っていたのが、なんと下札で落ちていた。喜んでいいのか、象々さんじゃないけど「買いかぶり」だったとみるべきなのか。

 オフ。
 朝からお昼過ぎまでは、京都は一条にある某ケーキ屋さんで過ごす。その後三条の丸善などへ。2000円以上買うと「檸檬」のノートが頂けるということで、2000円以上の本を一冊購う。芳川泰久『『ボヴァリー夫人』をごく私的に読む—自由間接話法とテクスト契約』(せりか書房)、2800円+税。

 翌週に控えた「たにまち月いち古書即売会」の本の準備など。特集コーナーの本をかき集めたりやなんか。
 そのほか、栞のデザインを考えたり。

 この週は仕事の密度が薄かった。反省。

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古本屋日誌:8月31日(月)〜9月6日(日)

 大阪古書組合の市はだいたい月曜日にあるのだけれど、この日の月曜日は第5月曜日にあたる日で、市がない日。
 毎週月曜日は組合に行く習慣になっているので、ポッとその必要がないとなると、なんだか休日が来たような気分になる。
 といって、実際がっつり休めるわけでもなく。

  前の週の市で、やたらとたくさんの文庫を買ったので、その整理をする。
 けっこう筋のいい文庫なのだけれど、むやみと勉強家の人のところから出た荷物だったようで、かなりの本に線引きが。

 自分も、のちに古本屋になるとは思っていなかったので、けっこう本に傍線引いたりしてしまっていたけれど、今めっちゃ後悔してます。
 タイムマシンがあったら、昔の自分に「本に線引くな」と言いに行きたい。だいたい引いたところで、覚えられないんだからと。線引くくらいだったら書き抜きでもしておけと。言ってやりたい。

 京都のKS会へ出るため京都古書組合へ。
 かなり欲しかった本に、僕としてはけっこう頑張った札を入れたのだけれど、アブストラクトさんにてんでかなわず、落札できませんでした。
 この日の市は、「京都まで行ったわりには……」という結果でした。
 それでもできるだけ行きたい京都の市。
 京都の古本屋さんと、もっと親しくなりたいなぁ。

 市の後、三条のブックオフまで、大阪の同業のありまさんと。

 9月の「たにまち月いち古書即売会」に向けた準備。
 また懲りずに150円均一文庫をする予定で、その分の本を、分量としては半分以上は準備できたかと。
 あと直前までコツコツ量を増やしていくのと、あと、少しのスペースでちょっとした特集をやりたい。しかし、どういう本を集めるかはまだ決まらず。

 夕方、歯医者へ。

 旭区の今市会館でのHH会へ。
 出品が少なかったのですぐに終わった。HH会史上最短を記録したのかもしれない。

 市の帰り、寝屋川市駅に立ち寄って、ブックオフ寝屋川店へ。
 西村京太郎『天使の傷痕』ゲット。読まねば。

 矢野書房天満橋店のはまおさんにその存在を教えていただいた、BASEというネット通販のシステムをいじってみた。
 なかなか面白いシステムではあると思うけれど、今のところ拡張性の低さがネックに。
 今後に期待。

 オフ。

 オフなのに大阪古書組合のすぐ近くまで出動。
「ポッロ」というカフェと雑貨のお店へ。 3周年パンケーキなど食す。うまー。

 その後、梅田はルクアイーレ9階蔦屋書店の古書コーナーを見に行く。
 モデルナさんか誰か居てるのかなぁと思って行ったのだけれど、古本屋さんが接客しているわけではなかったみたいだった。居てる時もあったのかな?

 さらに京橋はツイン21へ、「ツイン21古本フェア」の初日の様子をうかがいに。
 なかなか盛況なように見えたけれど、どんなもんなんでしょう。
 普通にお客として、本を14冊ばかし買う。レジをしてくれた池崎さんやシアルさんがまけてくれる。いつもどうもすみません。ありがとうございます。

 オフ。

 滅多に行かないくずはモールに行ったり、その帰りに、くずはモールよりは行くことのある回転寿司屋に行ったり。
 けっこう休日らしい一日を過ごす。

 夜、ブログを書く。

古本屋日誌:8月17日(月)〜23日(日)

 阪神夏の古書ノ市の六日目だったけれど、阪神には行かずに家でたにまち月いち古書即売会に向けての準備。
 150円均一文庫の本を用意するなど。 

 阪神夏の古書ノ市最終日。
 17時に閉店して、それから現場を片付ける。
 19時くらいから荷物を地下に下ろして赤帽さんの車に積み込む。
 20時過ぎに解散。
 その後、はまおさんとハモニカさんと天満のなんとかいうところで飲んでから帰る。

 朝一から組合に。
 阪神から戻った荷物を受け取り、その荷物を整理。
 谷町月一に出す本を選んだり、万巻(目録)に載せる本を選んだり。
 お昼は満さんと天領へ。満さんのおごりで。ありがとうございます。
 午後も組合で、先日市で買った文庫の仕分け。いい本もたくさんあったのだけれど、ジャケットを本体にテープで止めていたり、その本を買い求めた日と名前を記入していたりと、困った状態のものが多かったのが残念だった。

 谷町月一の搬入のため組合へ。
 搬入して並べが終わると、HH会のため今市会館へ。
 HH会では、欲しい本が二つあった。一つは囲碁の本の括りの中に一冊入っていた若島正さんの『盤上のファンタジア』(詰め将棋の本)。もう一つは講談社が出していた世界文学全集の端本が8冊くらい。
 しかし、どちらも買えず。前者は高くなったため。後者はその本以外にいっぱいついたので、量に気押されて声が出なくて。
 市が終わったあとで、高山文庫の高山さんに「この全集はよく見かけますか?」と聞くと、あんまり見ないということだったし、レチフ・ド・ラ・ブルトンヌの巻もあったので、無理してでも買うんだったと思ったけれど、後の祭り。

 谷町月一初日。
 レジ当番ではなかったので組合には行かず。 
 万巻(※天神さんの古本祭りの時に出す目録) の本文原稿を作る。思っていたより時間がかかって、ほぼ丸一日の仕事になった。

 谷町月一二日目。
 朝一で組合へ。150円均一文庫がよく売れていたので、開店前に棚の補充を。
 その後はお昼までNS会の荷物を並べる。
 お昼は岡田さんとみゆきさんと天領へ。みゆきさんのおごりで。ありがとうございます。 

 朝、事務所で、万巻の目録の写真版ページのための写真を撮る。
 それから谷町月一のレジ当番なので10時までに組合へ。お昼過ぎまでレジ当番を。
 そして谷町月一閉店後片付け。
 谷町月一恒例の打ち上げを早くに帰らせてもらい、帰って万巻の目録の写真ページの仕上げを。
 仕上げて、印刷屋さんへ送るメールを書いておしまい。締め切りは翌日。なんとか間に合いました。


 寸心堂書店的には、この夏最大のイベントである阪神夏の古書ノ市を乗り越えたので、ほっと一息つけそうな感じです。

 しかし、大きいイベントがなくても、普段から日常業務だけでバタバタしているので、あまりのんびり休めるという感じにもならないのかもしれない。

 せめて一日だけでも、何も仕事しないで、基本的にはぼけーっと過ごして、時々本を読む、みたいな日を送りたいなぁ。

阪神夏の古書ノ市六日目

 8月17日月曜日。曇り時々雨。

 阪神夏の古書ノ市六日目。

 今日も阪神に顔を出したかったのですが、今週に控えた「たにまち月いち古書即売会」の準備のため、朝から夕方まで事務所で荷物を作っていました。

 ですので、阪神の様子がどうだったかについては分かりません。

 お盆休みが明けたサラリーマンの方が、仕事終わりにちょっと寄って行ってくれていたりしたらいいなぁ、なんてことを想像しますが、いかがでしょうか。

「たにまち月いち古書即売会」は、今週21日金曜日から、土曜、日曜までの三日間、地下鉄谷町線の谷町四丁目と谷町六丁目のちょうど間くらいにある大阪古書会館の一階にて催されます。
 阪神夏の古書ノ市に参加しているお店も何軒か、引き続き谷町月一にも出ますし、阪神に出ていないお店もたくさん谷町月一に出られるので、皆さま「たにまち月いち古書即売会」の方も、よろしくお願いします。

 阪神夏の古書ノ市は、まだもう一日あるので、最後の日もよろしくお願いします。

阪神夏の古書ノ市五日目

 8月16日日曜日。晴れ、午後から時々雨。

 阪神夏の古書ノ市五日目。

 最後のレジ当番で、一日阪神にいてました。

 開店前に補充、閉店後にも補充。

 齋藤磯雄訳の「リラダン全集」など出しました。全五巻揃っております。揃ってますがバラ売りしてます。揃いだと3、4万してなかなか手が出ないと思いますので、バラでどれか一巻だけでもどうでしょう?

 今回目録にも載せて推した「池澤夏樹個人編集=世界文学全集」は、今日の時点で、全30巻中22巻売れてました。一度の即売会でこんなに売れるとは思ってなかったので驚きです。
 あと二日で全部売れたりしたら、それはもう「奇跡」ですね。

 奇跡起きないかなぁ。

 レジに立っていると自分のお店の本を買って行ってくれるお客様をじかに見ることができるのが嬉しいわけですが、さらに、密かに推している本が買われていくのを見るのも、すごく嬉しい瞬間です。

 僕のお店は、わりと自分の好きな本ばかり扱っているので、何が売れてもけっこう嬉しいんですが、時々すごく思い入れのある本があって、しかもそれが、あまり人気はないというような本の場合にとくに、売れた時すごく嬉しかったりします。

 今日は、飛火野耀の『もうひとつの夏へ』が売れた時が、そういう感じでした。若い女性が買っていってくれておりました。お友達になりたい。

 というような五日目でした。
 あと二日、よろしくお願いします。