たにまち月いち古書即売会2016年6月

今回の谷町月一では、特集コーナーとして、「モームと読む世界文学」というコーナーを設けました。

モーム『世界の十大小説』(岩波文庫)で取り上げられている十作品、すべて並べました。

モームと読む世界文学どーん! と、こんな具合に。全部平置き、ないし面出しで。

それぞれの小説についての話題は……

フィールディング『トム・ジョウンズ』

ジェイン・オースティン『高慢と偏見』

以下、他の小説についても書きたいけれど、谷町月一会期中に時間が取れるかどうか。

このすぐ右隣には、モームの他の本とか、十大小説で取り上げられている作家の関連本とか置いてあります。

さらにその横には、ちっちゃい「コージー・ミステリー」のコーナーあります。

コージーみんな大好きナンシー・ドリューのDVDもあります。

真ん中に平置きしているミステリ書店シリーズは、橋本聡さんの表紙も素敵な、僕のお気に入りシリーズです。

アリス・キンバリーは、クレオ・コイルの別名義です。コーヒーのシリーズを書いている人です。コーヒーのはコーヒーので好きなんですけど。

ここよりさらに右に行くと、いろいろ雑多な本が並んでます。

その気になれば、ツイッターででも紹介しようかと思います。

あとこれは、ツイッターで最近話題の #文庫川柳 の #文庫短歌 版です。

文庫短歌
パリの夜 海辺の悲劇 恋の罪
妖女のように 逃げ去る女

30点。

最後に、またチラシ作ってます。無料ですので、どんどん持って帰ってください。

下の表紙はカラーですが、実際のチラシはモノクロです。

リブレリ第1号

現地行けないけどチラシ欲しい、って方はメールでもツイッターでもなんでもご連絡くだされば、PDFファイルをメールで送らせていただきます。

現地でチラシもらったけど、文字が小さすぎて読みにくい、PDFファイルちょうだい、って方も、ご連絡くだされば同様にいたします。

今回のチラシから、タイトルをつけて、ナンバリングも1からつけました。

定期的に発行していきたいな、という意気込みを込めて。

さらに、創作もやってみました。小説書いてみました。

チラシの全ページに渡って、自分の声ばかり響いている感じになるのが嫌だったので、創作を混ぜようと考えました。

本当はショートショートで完結するものを書くつもりだったのですが、600字くらいしか枠がなくて、いくらショートショートでもそこまで短いのは思いつけなかったので、連載小説にしてしまいました。

フローベール好きとか、トム・ジョウンズお気に入りとか言っといて、書いてる小説はラノベじゃねえかwww みたいなツッコミをお待ちしてます。

中之島まつりを終えて、総括

もりのみや半景四月のたにまち月いち古書即売会に始まり、天三おかげ館、もりのみやキューズモール、中之島まつりと、四度に渡り、それ以前までとは違った感じの棚作りを試みました。

もりのみやキューズモールとか中之島まつりは、ふだん古本の即売会に行かないような、普通のお客さんが多く通りかかってくれそうだったので、そうしたお客さんの目を引くような棚を作りたいなと思ったのでした。

テーマプレート目指したのは、雑貨屋さんのようなイメージ。
それで、かわいい布生地敷いて、本は面出しを多くして、飾りに写真を貼ったり置物置いたり、あと、テーマを示すプレートを置いたり。
そのプレートの文字も、僕の手書き文字だとかわいくないので、ハンコを押して作りました。

さらに選書においても、かわいい装幀の本を優先して集めたり、値段も2、300円の買いやすいものをたくさん用意したり。
本の内容面でも、ディープなものは避けて、ふと手に取ってみた人が「読んでみようかな」と思ってもらえそうなものとか、まあ単純に僕が好きでおすすめな本とか。

IMG_3228そうした考えで、四月、五月のイベントでは、あのような棚作りをしてみたのでした。

結果、どのくらいお客さんに面白がってもらえたかは分かりませんが、僕自身は、準備中も本を並べる時も、お客さんが本を手にとってくれているのをレジから眺めている時も、たいへん楽しんでおりました。

しかし、商売的には厳しかったのです。
この路線を、古書組合が主催する即売会で続けるのは、ちょっと無理だなと感じました。
このことは、やってみる前から分かっていたことですが。

中之島まつりそういうようなわけで、中之島まつりの初日のツイートで、「こういう本の並べ方は今回で最後かもしれないので……」といったことを書いたのでした。

今後の即売会、どうしようかなぁと、悩んでおります。

次は今月の、たにまち月いち古書即売会(5月20日(金)~22日(日))ですが、どんなことになっているか、お楽しみにしていてください。

悩みが目に見えるような棚になりそうな気がします。

2015阪神歳末古書ノ市:二日目

 27日日曜日、阪神歳末古書ノ市二日目。

 この日は朝から15時までレジ当番。
 朝食を食べてなかったので、早めにお昼ご飯に行かせていただきました。阪神百貨店の社員食堂へ。ラーメンと小皿のサラダ一品。500円でお釣りがくる。社員食堂ありがたし。

 15時過ぎ、補充をして帰ろうとしているところで、松浦寿輝『ゴダール(リュミエール叢書)』に値段がついていない件についてお問い合わせ。ああ、それはうちの本です。というわけで、その場で「じゃ、○○円で(どうでしょう?)」と。こういう時、小心な僕は安めの値段を言ってしまいます。

 15時半頃に梅田を発って河内長野へ。
 ロビンさんがやっている「年忘れロビンの古本祭り in 河内長野」を見に。
 着いたらもうイベント終了まで1時間切っているくらいの時間でした。僕が着いた時、3冊200円(!)コーナーで本をたくさん買っている方がおられました。僕もここで、ベケットの『モロイ』を拾わせて頂きましたし、いろいろ掘り出し物があったんじゃないでしょうか。
 ロビンさんのこの二日間のイベントがどんな様子だったのかは、また組合で会った時にでも聞いてみようと思います。

 それから、河内長野駅の天牛堺書店に寄って帰りました。
 あちこちの天牛堺書店に行ってますが、河内長野店は始めてでしたし、今後もなかなか行く機会はないと思います。

 阪神歳末古書ノ市はまだ始まったばかりです。
 三日目は僕は朝から夕方までは組合で仕事をしてますが、その後阪神の現場を覗きに行く予定です。 
 あと三日、よろしくお願いします。

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2015阪神歳末古書ノ市:初日

 初日は26日土曜日。

 前日25日金曜日に、荷物を阪神8階催場近くに運び込んで、当日の朝一番、6時から設営してました。
 僕は、荷物を持って行き過ぎていて、並びきらない大量の本を抱えてアタフタしてました。

 300円均一コーナーの本が足らなかったので、急遽うちの本を300円均一コーナーへ並べることに。その際、もともと300円の値札がついている分についてはそのままで問題ないですが、それより高い値段をつけていた本も、300円均一コーナーに並べるにあたって、値下げアンド値札付け替えいたしました。
 300円均一コーナーを埋めるために、かなりの本の値下げを断行したので、300円均一コーナーでけっこうお得な本が見つかると思います。じゃんじゃん掘り出してください。

 なんとか開店時間までに準備を終えて、僕は開店を待たずに大阪古書組合の方へ移動。翌月曜日の市の準備のため。
 10時から15時半くらいまでは組合で作業を。

 その後また梅田に戻り、カフェでちょっと休んだ後、現場の様子を見に行きました。

 自分が思っていたよりもよほどよく売れていたようで、随分棚が空いてました。それから19時くらいまで現場に居て、じわじわ補充し続けました。
 現場に居た時間は短かったですが、初日は大盛況だったと言ってよかったんじゃないでしょうか。

 初日に来て下さった皆様、ありがとうございました。

 二日目以降も、随時補充しながらお待ちしております。僕のブースに関しては、在庫はまだまだ大丈夫です。

 300円均一コーナーが、初日の夕方の段階で、そうとう寂しい感じになってましたが、二日目にはおそらく追加の補充が到着するのだろうと思います。小町書店さんが何か企んでおられました。

 それでは二日目以降も、よろしくお願いします。

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全大阪ブックフェア2015搬入日

 本日、2015年度の全大阪ブックフェアの搬入日でした。

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 寸心堂書店は3階の左奥で売台3台やっております。

 右は文庫・新書の150円均一台。真ん中は、店主の趣味である文学系いろいろの台。そして左はすべて300円か500円の本の台。

 今回わりと丹念に準備をして、始めて持ち込む本を多めに投入できたかと思います。とはいえ、大半の本を150円や300円で売っているくらいなので、マニアの方に喜んでもらえるような珍しい本はほとんどありません。

 ごく普通の読書好きの人をターゲットにしているので、ちょっと読んでみたいなと思ってもらえるような本を、リーズナブルなお値段で提供できて、そして買った方に喜んでもらえたら嬉しいです。

 うちの棚は、いつものたにまち月いち古書即売会の時と代わり映えしなくてたいして面白くないですが、他にたくさん面白いお店が出店してますので、そちらを期待して、どうぞ大阪古書会館までお越し下さいませ。お待ちしております。

 

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