谷町月一、2016年4月

本日2016年4月15日(金)より、「たにまち月いち古書即売会」が、大阪古書会館にて催されております。

寸心堂は今回は、棚作りをいつもと違う感じにしてみました。

1台の売台を6つの区画に分けて、1つの区画ごとにテーマを設けて、そのテーマに関する本を集めて並べてます。

今回の6つのテーマを、写真とともに紹介します。

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(1)NEW ARRIVALS(新入荷・再入荷コーナー)

最近入荷した本を並べるコーナーです。

メルヴィル『書記バートルビー』とか、新版のジョゼフ・ヘラー『キャッチ=22』とか、新訳版の『チップス先生、さようなら』とか、マヤコフスキー関連本とか。

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(2)AMERICA(アメリカ文学コーナー)

19世紀から20世紀後半までのアメリカ小説のコーナー。

ポーやマーク・トウェインから、ドン・デリーロやピンチョンやダン・ファンテまで。

小島信夫訳『ハックルベリィ・フィンの冒険』とか、オススメです。

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(3)BRITAIN & IRELAND(イギリス文学コーナー)

ディケンズやハーディから、デイヴィッド・ロッジやジュリアン・バーンズまで。

上の写真で、サローヤンをここに並べているのは、間違いです。当日開店までに直しておきます。

若い非モテ男子には、ジョン・ファウルズ『コレクター』がオススメです。宝くじに当たった引き籠もり男子が、お気に入りの女の子を誘拐監禁しちゃう話です。こういうのも「文学」です。

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(4)FRANCE(フランス文学コーナー)

ルソーやデカルトから、ロジェ・グルニエやミラン・クンデラまで。

英米文学ではもっぱら小説ばかりでしたが、仏文では小説でも詩でもないものも混ざってます。これはまあ僕の好みで。

特にデカルトの『方法序説』なんか、若い人が最初に手に取る哲学の本として最適じゃないかと思います。

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(5)POETRY(詩集コーナー)

ダンテやシェイクスピアから……、新しいところはぜんぜんないけれど。

今は亡きロビン・ウィリアムズ主演の『いまを生きる』のDVDも置いてます。詩が題材になっている映画ということで。邦題がダサいのが残念ですが、いい映画です。

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(6)CRITICISM(評論コーナー)

評論とか、文学エッセイとか、ブックガイドのような本とか、文学史や文学理論の本とか、いろいろ。

どこのコーナーもそうですが、会期中に売れて本が減ったら、どんどん補充します。並べたいけど並びきらなかったという本がいっぱいあります。たくさん買ってください。

 

最後に……

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「寸心通信」というチラシを作りました。新入荷コーナーのあたりにでも置いておきます。

初日の前日搬入日、夕方に家に帰ってきてから、ぱぱぱっと数時間で作ったものなので、デキは「なんだかなー」という感じですが。

即売会のお客さんに、ホームページあるなら見てみようかと思ってもらえたらな、という気持ちで作ったものなので、もうこのブログ読んでいるよ、という方には不要なものでございます。

今回は、棚作りからチラシ作りまで、けっこう頑張りました。

若干空回り気味ですが。

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