阪神夏の古書ノ市初日前日

 8月11日火曜日。晴れ。

 阪神夏の古書ノ市会期中は、毎日ブログを更新しようかと思います。

 本日、阪神夏の古書ノ市の搬入日でした。

 お昼間に荷物を阪神百貨店の8階まであげておいて、20時頃から棚を作って本を並べる作業。

 今回は、荷物をたくさん持ってきたお店が多くて、みなさん並べきれずに在庫をたくさん抱えています。
 寸心堂もそうで、売台1台分以上の分量が並べられずに在庫に回っております。

 本が売れないと在庫は持って帰るだけになります。
 たくさん売れると、在庫している本をお客様にお披露目できるようになります。

 最終日までに、在庫を全部並べられるくらい売れたらいいなぁ。

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 棚は、もうちょっと面白い本の並べ方をしたかったのですが、今日は本を出すだけで手一杯で、面白く並び替えるところまでは手が回りませんでした。
 会期中にちょこちょこ手をいれて、面白げな本のグループを作ってみたりしたいです。

今週のお知らせ:8月10日(月)〜16日(日)

 今週は大きな古本市が二つ、京都と大阪で始まります。

 寸心堂書店は、そのうちの大阪の方に出店させて頂いております。
 京都の方には、会期中に一日は訪問したいと思ってます。

 みなさん、ぜひお越し下さい。


下鴨納涼古本まつり

  • 期間:8月11日(火)〜16日(日)
  • 時間:午前10時〜午後5時30分(最終日午後4時迄)
  • 会場:下鴨神社・糺の森

阪神夏の古書ノ市

  • 期間:8月12日(水)〜18日(火)
  • 時間:午前10時〜午後8時(最終日午後5時迄)
  • 会場:阪神梅田本店8階催場

 

古本屋日誌:7月27日(月)〜8月2日(日)

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 NS会の市の日。
 預かりの出品と自分の出品が気になる。しかし、市の当日にできることはあまりなくて、やはり、もうちょっと荷物を作る時点で頑張るのだったと反省。
 市のあとNS会の先輩方と飲み会に。大市の時以来の飲み会参加なのに、お店の席の都合でロビンさんと二人きりの席に。みんなの話は何も聞けず。残念。
 NS会の飲み会がお開きになったあと、唯書房の山下さんに誘われて近くのバーに。オフレコな話を聞く。古本屋の先輩方の話は楽しい。
 自分はまだ、面白いエピソードぜんぜん持ってないけどなー。

 KS市会の準備の日。
 市への出品ではまったくお役に立てなかったので、準備や当日の体を動かす仕事ぐらいは人一倍頑張るつもりだったけれど、みなさん仕事が早くて、人一倍というわけにはいかなかった。

 年に一度のKS市会の日。
 午前中に入札。
 午後からは開札の作業をする。
 開札が終わると、発送の梱包作業を。
 会計で数字が合わず伝票を見直したりすることはあったけれど、全体的にわりとつつがなく進行したかと思う。発送作業は翌日にもしなくてはならないかもと思っていたけれど、その日のうちに終わった。

 市のあと、KS市会のみんなで打ち上げへ。谷町六丁目の中華屋さんに。
 あとあとどういう料理が出てくるか分からないままに、出てくる料理をパクパク食べていたら、途中でお腹が苦しくなってました。最後の方、「おいしいんだけどもう食べられない……」という状態に、多分僕だけでなく、みなさんなっていたと思います。

 HH会の日。
 今市のHH会に出て、その後組合へ。
 組合ではKS市会で買った荷物を整理。 
 それからその後、心斎橋から難波界隈の古本屋に寄ってから、堺の実家の方へ。

 オフ。
 実家でお昼過ぎまで。それから交野の方へ戻る。途中古本屋になど寄りながら。

 阪神夏の古書ノ市の準備。
 まず文庫から手をつける。

 オフ。
 梅田から中崎町界隈をぶらぶら。

 忙しいはずなのにけっこう休んでます。はい。


 自分が所属するNS会とKS市会が重なって、この二週間くらいはそうとうバタバタしていました。
 それが終わっても、今度は阪神夏の古書ノ市があって、その準備のため、まだしばらくバタバタです。
 しかし、なんかがあるからバタバタだっていうより、いつもひっきりなしにバタバタしてるような気がする。
 よほど仕事の能率が悪いんかなぁ。悪いんだろうなぁ。

 

今週のお知らせ:8月3日(月)〜9日(日)

 7月30日(木)から「さんちか古書大即売会」が催されております。
 今週火曜日までしておりますので、お近くの方や、神戸にお出かけの方は、ぜひお立ち寄り下さい。

 僕は自分の即売会の準備でバタバタしていて、とても行けそうにありません。
 残念です。 


さんちか古書大即売会

  • 期間:2015年7月30日(木)~8月4日(火)
  • 時間:10時~19時30分(最終日は18時まで)
  • 会場:神戸・三宮さんちか3番街さんちかホール

店主の購書記:7月5週

  1. ユゴー『レ・ミゼラブル(5)』(西永良成訳・ちくま文庫)
  2. トルストイ『アンナ・カレーニナ(1)』(望月哲男訳・光文社古典新訳文庫)
  3. プルースト『失われた時を求めて 全一冊』(角田光代/芳川泰久編訳・新潮社)
  4. クノー『地下鉄のザジ』(久保昭博訳・水声社)
  5. マルタン・デュ・ガール『チボー家のジャック』(山内義雄訳・白水社)
  6. 朝比奈弘治『フローベール『サラムボー』を読む 小説・物語・テクスト』(水声社)
  7. クザーヌス『神を観ることについて他二篇』(八巻和彦訳・岩波文庫)
  8. ハンナ・リード『泣きっ面にハチの大泥棒』(立石光子訳・コージーブックス)
  9. 辰野隆『フランス革命夜話』(朝日新聞社)
  10. 小谷野敦『このミステリーがひどい!』(飛鳥新社)

(1)心斎橋のブックオフにて。
 1巻から4巻まではわりとさらっと集まったけれど、5巻がなかなか見つけられなかった。ようやく揃ったことだし、読み始めてみようかな。

(2)同じく心斎橋のブックオフにて。
 四天王寺の古本祭りで1巻だけ売れて欠けていたので、今回見つけて補充。

(3)戎橋のブックオフにて。
 いずれはブックオフで見かけることもあるだろうとは思っていたけれど、思っていたより早く来た。新刊でわりと売れているんだったらいいけどなぁ。

(4)難波のブックオフにて。
 生田耕作訳で何度も読んだ『ザジ』の新訳。かつて持っていたけれど、売って手元に無くなっていたので再購入。なんかまた読みたい気分。

(5)同じく難波のブックオフにて。
 髙野文子の『黄色い本』に出てくる版の「チボー」なら読んでみたいと言っていた知人のために購入。これは新装版なので、まるっきりあれと同じものではないかもしれないけれど。

(6)なんばの天牛堺書店にて。
 去年『感情教育』が、今年『ボヴァリー夫人』が新訳で出たので、来年は『サランボー』あたりが出るんじゃないかと。何も根拠はないんだけど、そんな気がしてます。

(7)なかもずの天牛堺書店にて。
 中世やルネサンスの頃の哲学や思想にはあまり関心が持てなかったので、クザーヌスについてもとんと知るところが無かったけれど、今回この本を手に取り解説を読むと、この人の主著と言われるもの(『知ある無知』、『推測について』)は、読んでみたいと思いました。

(8)同じくなかもずの天牛堺書店にて。
 ランダムハウスが出していたコージーのシリーズを、ランダムハウスが倒産した頃から集めていて、その後原書房が引き継いだシリーズや新しいシリーズ物も手に入るだけ手に入れるようにしております。
 この「はちみつ探偵」シリーズの3巻はまだ持っていなかったので買いました。

 (9)同じくなかもずの天牛堺書店にて。
 近々中公文庫だかで出るようです。
 今回元版(昭和33年刊)が手に入ったので、文庫が出ても当分買わないと思います。

(10)泉ヶ丘パンジョの紀伊國屋書店にて。
 実家の近所の紀伊國屋書店で購入して、交野に帰る電車の中でずっと読んでいて、その日のうちに読了。
 推理小説嫌いだと言いながら、推理小説嫌いじゃない僕よりずっとたくさん読んでいるのがさすがだなと思う。
 これを読んで、とりあえず西村京太郎の『天使の傷痕』は読んでみなくては、という気持ちになりました。


 先日、唯書房さんとロビンさんと僕の三人で飲んでいる時、ピケティの『21世紀の資本』は組合の市になかなか出てこないという話になりました。そういえば見ませんね、と。

 で、ブックオフなんかでは出てるんだろうか、出てるとしたらいくらくらいだろうか、みたいな話になりましたが、この度確認してきました。
 普通に棚に並んでました。しかも1冊じゃなく、2冊、3冊。で、値段は4320円だったと思います。