中之島まつりに出店します

四天王寺の即売会が終わったら一休みできると思っていたのですが、急遽「中之島まつり」にも出店することになりました。

というわけで、中之島まつりに向けて準備中です。

今日一日で、200円均一文庫700冊くらいは用意したいと思っています。

本当は一冊一冊、300円から500円くらいの間で値付けしたいような本を、とても間に合いそうにないのと、まあお祭りということで、200円均一で出します。

けっこうお買い得かと思いますので、みなさまよろしくお願いします。

ただし今回追加で持ち込む本のジャンルは、翻訳もののエンターテインメント小説ばかりです。

SF、ファンタジー、ミステリー、コージーなど。

ふだんあまり即売会に持って行っていない(古典ミステリー除く)ものを持って行きます。

文学系や古典ものは、四天王寺からの流用でございます。あしからず。

たにまち月いち2015年3月の新ネタ紹介

2015年3月の「たにまち月いち古書即売会」に持ち込む新ネタを一部紹介いたします。

Roma

ローマ帝国関係のビジュアル大型本

先月出したギボンの『ローマ帝国衰亡史』に引き続き、ローマ帝国関係本。

『ローマ帝国衰亡史』も残ってます(つまり前回売れなかった)し、併せていかがでしょうか。

 

Salinger

J.D.サリンジャー『フラニーとズーイ』『ナイン・ストーリーズ』

村上春樹訳『フラニーとズーイ』と柴田元幸訳『ナイン・ストーリーズ』です。あとおまけに新書と。

『ナイン・ストーリーズ』の冒頭にあって印象的な「バナナフィッシュ日和」に登場してすぐ退場するシーモアは、フラニーとズーイのお兄さん。

この2冊以外にも彼らの家族のことを書いた小説があって、それらをひっくるめて「グラス家サーガ」と呼ぶそうで。

日本の文庫にはたいてい解説とかあとがきがついているものですが、サリンジャーの本にはサリンジャーの意向でそういうものがありません。なので、解説やあとがきを読んでから本編を読むかどうか考えるという向きの方(けっこういると思うんですが、どうでしょう)には、とっかかりがなくて困っちゃいますね。

村上春樹訳『フラニーとズーイ』が出た時、新潮社のホームページで『フラニーとズーイ』特設サイトというのが作られました。そちらのウェブページを見たら、『フラニーとズーイ』読みたくなるんじゃないでしょうか?

 

Tenugui 

期間限定カバー版の角川文庫日本文学3冊

夏目漱石『こころ』と太宰治『人間失格』と三島由紀夫『不道徳教育講座』の3冊。

この装幀のシリーズはけっこう好きなんですが、全部で何点出ているんでしょうね。

装幀とか装画とか、けっこう大切だと思います。

たまに装画のせいで買う気が失せて、本当に買わないで済ませてしまうなんていうことが、僕の場合はあります。

つい最近、まさに角川文庫で、そのタイトルの本が欲しいのに装画が気に入らないから買わなかったということがありました。

それが何の本だったかは黙っておきますが。

 

Vingtmille

ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』(新潮文庫)

装画でいえば、この本なんかは好きです。

上の写真ではちょっと色味が鮮やかな方に出ちゃいましたが、実際はもうちょっと落ち着いた色味でいい感じなのです。

さらに刊行当時の挿画も全部入っているということで、いま『海底二万里』を買うなら新潮の新訳版のこれじゃないでしょうか。

と、つい最近メビウス装画版を売っておいてこう言うのもなんですが。

新潮文庫は最近、スタークラシックス名作新訳コレクションと銘打って次々外国文学古典の新訳を出してくれていて、古典好きにとってはありがたいことです。

 

Sanshiro

漱石『三四郎』と関連本

最近朝日新聞で『三四郎』が連載されていたそうで。

この機会に『三四郎』を文庫やなんかでまとめて読んでみようかなと思う人が出るかもと思って今回用意しましたが、遅かったかな?

僕が一番繰り返し読んだ漱石の小説は実は『三四郎』なのです。

だからどうなのよ、という感じですが。

 

Omeras

アーシュラ・K・ル・グィン他『SF短編傑作選きょうも上天気』(角川文庫)

SF短編のアンソロジー。

冒頭のル・グィンの「オメラスから歩み去る人々」を読むためだけに買っても損はないと思います。

というくらい、僕自身はこの短編を気に入ってます。

切なく心に残る。

 

 

たにまち月いち古書即売会は3月20日(金)から22日(日)まで。大阪古書組合にて。

今月もよろしくお願いします。

2015年3月のたにまち月いち古書即売会

今月も出ます。

今回は「オーク200古本祭り」と日程がかぶっていて、たとえば池崎書店さんなど、たにまちの方には出られないため、たにまちの方はなかなか大変みたいです。

わたくし寸心堂書店は微力ながら多少でも力になりたいと思い、ここ2回は売台一台しかやっていなかったのですが、今回は二台やることにしました。

一台は木箱を積んでいつもの感じのを並べて、もう一台は200円均一台にすることにしました。

これは実は四月の四天王寺の即売会の予行演習でもあります。四天王寺でも均一台、やります。

あと今回、たつる文庫さんと一冊堂さんも新しく参加されることになりました。お二方とも即売会はこれがはじめての参加ですので、どんな出し物が見られるのか楽しみにしております。

「たにまち月いち古書即売会」は、3月20日(金)から22日(日)までの3日間、大阪古書会館にて。

また、新ネタ紹介記事を書く余力があれば書きます。

それでは、今月もよろしくお願いします。

たにまち月いち2015年2月の新ネタ紹介その3

2015年2月の「たにまち月いち」の新ネタ紹介その3。

 

Zeppan

『絶版文庫三重奏』/『絶版文庫四重奏』(青弓社)

ブックガイドのようなものだけれど、取り上げられている本が絶版文庫なので、読んでみたいと思ってもその本が手に入るかどうか。

これらの本が出た頃よりインターネットでの本の流通量が格段に増えていると思うので、絶版文庫でも、ネットを通じて入手できるものがだいぶ増えてるだろうとは思います。

しかし、古本屋の店頭(や即売会)でばったり希少な本を見つけるのは、ネットで本を買うのとは違った楽しみがあると思います。

みなさん街の古本屋さんや古本即売会に足を運んでくださいね。

 

Kafka

『カフカ・セレクション』(ちくま文庫)

絶版文庫といえば……。

ちくま文庫って絶版文庫率が高い気がします。気のせいかもしれませんが。

この『カフカ・セレクション』も、近いうちに重版かかるかもしれませんが、とりあえず今は絶版状態みたいです。2巻なんかアマゾンで随分値が上がってます。

僕はちくま文庫では、ヘルマン・ブロッホの『夢遊の人々』をこの数年探し続けているんですが、古本屋店頭でも大阪古書組合の市でもまだ見たことがありません。

『夢遊の人々』自体は単行本版や全集の端本で手に入れたので、読む分にはべつにちくま文庫版が手に入らなくても困らないんですが、これだけ探して見つからないと意地でも見つけてやろうという気になります。

むろんただ手に入れたいというだけであればネットで買えばいいわけなんですが、やっぱり直接手に入れたいです。

見つけたら相当テンション上がるだろうなぁ。

値段見てすぐテンション下がるかもしれないけれど。

 

Cinema

『映画100年STORYまるかじり』3冊他映画ガイド本

新ネタ紹介その2ではミステリのガイド本を紹介しましたが、今度はその映画版。

昔の文学作品は毎日のように読んでいるけれど、昔の映画って滅多に観ません。

映画を観るというとだいたい最近の作品ばかり観ていて、昔の映画ってよほど意識的に観ようとしないと観る機会がありません。ちょっと残念です。

今はいろいろと昔の映画を観られる環境が整っているだろうと思うので、こうした映画ガイド本を見て、気になる昔の映画を観るようにしよう。そうしよう。

 

Sanai

佐内正史写真集『a girl like you 君になりたい。』と『つばさ』

即売会の棚が活字の本ばかりだと華が足りないと思って写真集とかちょっと混ぜます。

活字の本でも装幀がかわいいのとかあればいいんですが、写真集とかデザイン系の本みたいに華のある本はなかなかないので、写真集を面出ししてみたりします。

でも、写真集なんてほとんど持っていないんですよね。すぐにネタが尽きると思います。仕入れなきゃ。

 

「新ネタ紹介その3」はこれにておしまい。

たにまち月いち古書即売会は2月20日(金)から22日(日)まで大阪古書組合にて。よろしくお願いします。