古書即売会設営の様子と、古書即売会で活字系同人誌を扱うことについて

連続写真でたにまち月いち古書即売会の設営の様子をご紹介します。


これから木箱を並べます。


木箱を並べました。


本を適当に配置していきます。


はい、出来上がり。

って、前の写真からこの写真まで、すごい時間かかってるんですけどね。

これが1台目。

これが2台目。

2台目の角に、『アレ』あります。
面出ししているのは見本誌で、買われる場合は横の袋入りのをレジに持って行って下さい。

3台目もあります。

今回から<アレ★Club>さんの『アレ』を扱うことになった経緯というか、僕の動機についてちょこっと書いておきます。

寸心堂は現在店舗を持ってないんですが、店舗を持ったらどういう古本屋をやりたいかということについては、いろいろイメージを持っています。

その中で、文芸同人誌コーナーのある古本屋をやりたいな、ということがずっとあったのです。

書く人とか書くことに興味のある人が集まる、サロンみたいな雰囲気もあるお店ができたらいいなと思ってました。思ってます。

書く人っていうのは読む人でもあると思うし、そういう人は古本も買ってくれるのではないかなとも思いますし。

そんなことを思っているということは、ほとんど口に出したことなかったのですが、たまたま<アレ★Club>さんが声をかけて下さったので、やった! 来た! と思いまして、こういう運びになりました。

<アレ★Club>代表の山下さんと、事務局長の永井さんに会いましたが、すごい好青年たちでした。アレな感じの人たちでなくてよかったです。僕の方がよほどアレな感じで……。

古本の即売会で文芸系の同人誌(の新刊)が売れるかどうかについてはまったく未知数ですが、面白そうだと思うのでずっと続けるつもりです。

寸心堂が出ている古書即売会に行けば、一角は文芸同人誌コーナーだと認識されるようになりたいと思っております。

文芸系の同人誌、自薦他薦を問いませんので、ご紹介下さい。

僕の方から「扱わせて下さ~い!」って、なかなかいけないと思うので(シャイだから)、皆様の方からぜひ、よろしくお願いします。

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第1回中之島まつりで一箱古本市が無事終了いたしました


2017年5月3日(水)から5月5日(金)に行われた、第1回中之島まつりで一箱古本市が無事終了いたしました。

来て頂いたお客様の皆様、ありがとうございました。
いかがだったでしょうか? 来年は一箱出してみませんか?

そして、今回一箱店主として参加して頂きました23店主の皆様、ありがとうございました。
皆様のおかげで、たくさんのお客様に楽しんで頂けたと思いますし、何より主催の僕が思いっきり楽しみました。

どのくらい楽しんだかというと、毎日終わって皆さんが帰って行ってしまうのがさみしくってつらかったくらいです。
三日間毎日、終わる頃には卒業式の日みたいなムードになってました。

第2回がやれることになりましたら、皆さんまた戻って来て下さいね。

今回僕の主催力はそうとう頼りなかったと思いますが、来年はきっと今年よりは上手にやりますので。よろしくお願いします。

あと、今回病欠してしまいましためばる文庫さん、ぜひ来年も応募して下さいね。

主催の寸心堂は大阪古書組合加盟の古本屋です。現在店舗は持ってないのですが、わりとあちこちのイベントに出店してますので、たまにどこかに遊びに来て下さい。そしてよかったら声かけて下さい。

もう一人の主催の大吉堂さんは、大阪市住吉区は南海高野線の我孫子前駅のすぐ近くに店舗を構えておられます。お近くを通りかかる時はぜひ寄って下さい。

今回は皆様ありがとうございました。
みんなにまた会える時を楽しみにしてます。

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サン・ジョルディ古本市@中之島図書館

サン・ジョルディ古本市は中之島図書館にて、4月18日(火)から22日(土)までです。

搬入日、設営後に撮った棚の写真を紹介します。
会期が終わる頃には、だいぶ姿が変わっていたらいいんですけども……。


英米文学系まとめようと思ったけれど、あんまりなかったです。
ペンギンのペーパーバックとかは多少あったんですが、それは中之島まつりでやる予定の百均で並べようと思います。


日本文学の仏訳本まとめました。清少納言から村上春樹まで。
写真のPRIX NOBEL(ノーベル賞)ってのは、大江健三郎です。
夏目漱石と谷崎潤一郎が多めでした。


フランス文学関係まとめました。
フーコーとかリオタールとか思想系も少し。


その他、東南アジアの歴史とか、シンガポール百年史とか、中国文学関係とか、いろいろ。

洋書ばっかりというのは無謀ですが、どんな数字が出るか実験です。
そういえば去年の春もなんか実験してましたねぇ。春はなんかやりたくなる季節なんですかねぇ。

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2016全大阪古書ブックフェア:初日レポート

2016年12月16日(金)から18日(日)まで、大阪古書会館で「全大阪古書ブックフェア」が開催されております。

以下に、初日の晩のツイートをまとめました。

2016全大阪古書ブックフェア 今日から「全大阪古書ブックフェア」でした。寸心堂のコーナーはざっとこんな感じでした。前日の搬入の時の状態です。初日が終わって、だいぶ様子が変わってました。売台足下美しくないですが、300円均一本を並べてます。300均よく売れてました。ありがとうございます。

割といい位置に詩集

棚のわりといい位置に詩集を並べました。それぞれけっこうしっかり値段をつけていたのですが、ぽつぽつ売れておりました。面出しの文月悠光さんの詩集2冊は、今日売れてしまいました。詩集これだけですが、本日の寸心堂の売上げの1割以上が詩集の売上げでした。

古い岩波少年文庫の復刻版

先日の「たにまち月いち古書即売会」の告知の時の約束通り、昔の岩波少年文庫の復刻版の第2弾を並べました。こちらは、面白い本いろいろあるのですが、ぜんぜん売れてません。買い占めるチャンスです! http://wp.me/p6aEG2-hv

少し文アルコーナー

谷町月一に引き続き、文アルコーナー作ってます。けっこう有碍書あります。横光利一の「蝿」とか、新美南吉の「手袋を買いに」も短篇集の中に入ってます。おすすめは「恩讐の彼方に」。川端康成とか小泉八雲も入れてます。 #文アル

新潮日本文学アルバム

先日市で仕入れましたと紹介した、新潮日本文学アルバムも、今回の「全大阪古書ブックフェア」で並べてます。初日にけっこう売れてしまっておりました。文アルに出てくる文学者に関する本はうちのお店に限らず、今回の即売会のあちこちで見られますので、文アル好きのかた、是非。 #文アル

洋書ハードカバーとペーパーバック

ENCYCLOPEDIA OF AMERICAN LITERATURE めちゃめちゃ場所取ってるので、どなたか買ってください。隣のフランスのペーパーバックは、ほとんどすべて値段を改定しました。だいたい安くなってます。自分の関心のあるタイトルのものしか置いてません。

文庫コーナー

あと、離れの島で文庫コーナーもやってます。文庫はすごく売れていたみたいで、帰りに棚を見たらがさがさでした。補充はないのに……。ちょっとはこれから作って明日持って行きます。

初日の晩にしたツイートは以上です。

初日、別件の仕事のために、13時半くらいまで現場に来られませんでした。そして、現場のスタッフが案外少なくて、結局閉店まで、ずっと一階レジに張り付いていなくてはなりませんでした。

なので、三階の自分の売り場の様子はぜんぜん見られず。どんなお客さんがうちの本を見たり買ったりしてくれていたのか、まったく分かりません。残念です。

棚を整理したりやなんかもまったくできませんでした。閉店後見てみたら、そうとうわやくちゃになってました。二日目朝一番に行って、補充と整理をしておきたいと思います。

二日目からも、皆さんよろしくお願いします。

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たにまち月いち古書即売会:2016年11月

寸心堂、出店してます。

今週のお知らせでは、売台一台だけと書いてましたが、二台に増えました。

どんな本を並べているか、3つに絞って紹介します。

(1)新ネタ300円均一

300円均一

300円均一

300円均一

増えた売台一台、丸々300円均一台にしました。

写真に写ってませんが、売台の足下にも本が並んでいて、それらも300円です。

我ながら「コレを300円とは太っ腹だなぁ」と思うものが、なくはないです。

お客様にとってもいい本が見つかりますように。

(2)日本近代文学のベタなところ

日本近代文学

日本近代文学

日本近代文学

現状、谷町月一に来るようなコアな古本好きの皆様にはあまりニーズがあるとは思えませんが、日本の近代文学のベタなところの普通の文庫本やらを100円から300円くらいで並べてます。

今このタイミングでなぜ近代文学かというと、DMM.comで近代文学をモチーフにしたブラウザゲームのサービスが始まったからです。

「文豪とアルケミスト」というゲーム。

これが「艦これ」や「刀らぶ」なみに流行って、近代文学のブームが来たらいいのになぁと思ってます。

(3)初期岩波少年文庫の復刻版をバラ売り・第一弾

岩波少年文庫1992年復刻版

岩波少年文庫1992年復刻版

岩波少年文庫1992年復刻版

1992年に、初期の岩波少年文庫で絶版になっていたものが、30冊まとめて復刻されました。

その復刻版が出てから、すでに20年以上経っているので、これらはまた、あらかた絶版状態で手に入りにくくなっています。

その30冊の中から10冊を、今回の谷町月一でバラ売りします。

今回の谷町月一で第一弾を、年末のブックフェアで第二弾を、歳末の阪神百貨店で第三弾をして、年内で全30冊放出して締めくくろうと思ってます。

寸心堂は、こんな感じです。どうぞ、覗きに来てください。

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