店主の購書記:7月5週

  1. ユゴー『レ・ミゼラブル(5)』(西永良成訳・ちくま文庫)
  2. トルストイ『アンナ・カレーニナ(1)』(望月哲男訳・光文社古典新訳文庫)
  3. プルースト『失われた時を求めて 全一冊』(角田光代/芳川泰久編訳・新潮社)
  4. クノー『地下鉄のザジ』(久保昭博訳・水声社)
  5. マルタン・デュ・ガール『チボー家のジャック』(山内義雄訳・白水社)
  6. 朝比奈弘治『フローベール『サラムボー』を読む 小説・物語・テクスト』(水声社)
  7. クザーヌス『神を観ることについて他二篇』(八巻和彦訳・岩波文庫)
  8. ハンナ・リード『泣きっ面にハチの大泥棒』(立石光子訳・コージーブックス)
  9. 辰野隆『フランス革命夜話』(朝日新聞社)
  10. 小谷野敦『このミステリーがひどい!』(飛鳥新社)

(1)心斎橋のブックオフにて。
 1巻から4巻まではわりとさらっと集まったけれど、5巻がなかなか見つけられなかった。ようやく揃ったことだし、読み始めてみようかな。

(2)同じく心斎橋のブックオフにて。
 四天王寺の古本祭りで1巻だけ売れて欠けていたので、今回見つけて補充。

(3)戎橋のブックオフにて。
 いずれはブックオフで見かけることもあるだろうとは思っていたけれど、思っていたより早く来た。新刊でわりと売れているんだったらいいけどなぁ。

(4)難波のブックオフにて。
 生田耕作訳で何度も読んだ『ザジ』の新訳。かつて持っていたけれど、売って手元に無くなっていたので再購入。なんかまた読みたい気分。

(5)同じく難波のブックオフにて。
 髙野文子の『黄色い本』に出てくる版の「チボー」なら読んでみたいと言っていた知人のために購入。これは新装版なので、まるっきりあれと同じものではないかもしれないけれど。

(6)なんばの天牛堺書店にて。
 去年『感情教育』が、今年『ボヴァリー夫人』が新訳で出たので、来年は『サランボー』あたりが出るんじゃないかと。何も根拠はないんだけど、そんな気がしてます。

(7)なかもずの天牛堺書店にて。
 中世やルネサンスの頃の哲学や思想にはあまり関心が持てなかったので、クザーヌスについてもとんと知るところが無かったけれど、今回この本を手に取り解説を読むと、この人の主著と言われるもの(『知ある無知』、『推測について』)は、読んでみたいと思いました。

(8)同じくなかもずの天牛堺書店にて。
 ランダムハウスが出していたコージーのシリーズを、ランダムハウスが倒産した頃から集めていて、その後原書房が引き継いだシリーズや新しいシリーズ物も手に入るだけ手に入れるようにしております。
 この「はちみつ探偵」シリーズの3巻はまだ持っていなかったので買いました。

 (9)同じくなかもずの天牛堺書店にて。
 近々中公文庫だかで出るようです。
 今回元版(昭和33年刊)が手に入ったので、文庫が出ても当分買わないと思います。

(10)泉ヶ丘パンジョの紀伊國屋書店にて。
 実家の近所の紀伊國屋書店で購入して、交野に帰る電車の中でずっと読んでいて、その日のうちに読了。
 推理小説嫌いだと言いながら、推理小説嫌いじゃない僕よりずっとたくさん読んでいるのがさすがだなと思う。
 これを読んで、とりあえず西村京太郎の『天使の傷痕』は読んでみなくては、という気持ちになりました。


 先日、唯書房さんとロビンさんと僕の三人で飲んでいる時、ピケティの『21世紀の資本』は組合の市になかなか出てこないという話になりました。そういえば見ませんね、と。

 で、ブックオフなんかでは出てるんだろうか、出てるとしたらいくらくらいだろうか、みたいな話になりましたが、この度確認してきました。
 普通に棚に並んでました。しかも1冊じゃなく、2冊、3冊。で、値段は4320円だったと思います。

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