阪神夏の古書ノ市五日目

 8月16日日曜日。晴れ、午後から時々雨。

 阪神夏の古書ノ市五日目。

 最後のレジ当番で、一日阪神にいてました。

 開店前に補充、閉店後にも補充。

 齋藤磯雄訳の「リラダン全集」など出しました。全五巻揃っております。揃ってますがバラ売りしてます。揃いだと3、4万してなかなか手が出ないと思いますので、バラでどれか一巻だけでもどうでしょう?

 今回目録にも載せて推した「池澤夏樹個人編集=世界文学全集」は、今日の時点で、全30巻中22巻売れてました。一度の即売会でこんなに売れるとは思ってなかったので驚きです。
 あと二日で全部売れたりしたら、それはもう「奇跡」ですね。

 奇跡起きないかなぁ。

 レジに立っていると自分のお店の本を買って行ってくれるお客様をじかに見ることができるのが嬉しいわけですが、さらに、密かに推している本が買われていくのを見るのも、すごく嬉しい瞬間です。

 僕のお店は、わりと自分の好きな本ばかり扱っているので、何が売れてもけっこう嬉しいんですが、時々すごく思い入れのある本があって、しかもそれが、あまり人気はないというような本の場合にとくに、売れた時すごく嬉しかったりします。

 今日は、飛火野耀の『もうひとつの夏へ』が売れた時が、そういう感じでした。若い女性が買っていってくれておりました。お友達になりたい。

 というような五日目でした。
 あと二日、よろしくお願いします。

阪神夏の古書ノ市四日目

 8月15日土曜日。晴れ。

 阪神夏の古書ノ市四日目。

 前日のレポートで書いた通りで、本日は「下鴨納涼古本まつり」の方へ行ってました。ですので、阪神がどんな様子だったか、まったく分かりません。
 土曜日だし、人出が増えていたらいいなと思うのですが、もとよりお盆休み中なので、金曜日より増える道理がないのかもしれません。よくわかりません。どうだったんでしょう?

 下鴨の方は、けっこう人がいっぱい来ているように見えました。他の日と比較してどんな具合だったのかについては、よくわかりませんが。

 阪神の即売会もいいけど、下鴨は下鴨でいいですね。
 一度出てみたいと思いました。毎年阪神と被るので、なかなか無理そうですが。

 明日五日目はレジ当番に入っていますので、一日阪神に居ます。
 開店前に補充もしますので、よろしくお願いします。

阪神夏の古書ノ市三日目

 8月14日金曜日。晴れ。

 阪神夏の古書ノ市三日目。

 搬入日から数えて四日続けて阪神入り。この毎日のレポートにおいて、昨日も一昨日も「水曜日」と書いてしまうくらい(曜日も分からないくらい)、忙しくて混乱しております。

 本日三日目は一日レジ当番で阪神百貨店に詰めておりました。

 たいていの古本即売会は、三日目くらいになると随分お客様の数も減ってくるとしたものですが、さすがは阪神百貨店の集客力で、本日もたくさんのお客様にご来店頂きました。ありがとうございます。

 三日目は開店前にしっかり棚の補充をしました。さらに、閉店後にもそれなりに補充をしました。

 搬入の時には、荷物を持って来過ぎたかなと思っていたのですが、三日経ってみるともっと用意しておくんだったかな? と思えるくらいに、棚の商品が動いております。ありがたいことです。

 四日目は、下鴨神社の即売会を覗きに行く予定ですので、阪神の方は曜丸一日様子をうかがうことができません。日曜日開店前にまたしっかり補充しますので、日曜以降にもご期待ください。

阪神夏の古書ノ市二日目

 8月13日水曜日。晴れ。

 阪神夏の古書ノ市二日目。

 僕は開店前に行って、棚の補充をして、開店後一時間ほどで帰りました。ですので、二日目の様子は分かりません。

 今日は、初日に売れた本の値札(スリップ)を見て、どんな本が売れたのか確認しました。

 うちでは下の写真のような値札をつけているので、だいたい何の本が売れたのか、自分でレジをしていなくても後で確認できるようになってます。

DSC00854

 写真は、井上九一郎『水無瀬川』、石牟礼道子『苦海浄土』、ナボコフ『賜物』、マッカラーズ『悲しき酒場の唄』、ポー『黒猫』、レヴィナス『暴力と聖性』の値札です。

 高いのばかり選んで写真に撮りました(見栄)。実際は、300円から500円くらいの本が多いです。

 初日の値札を見て印象に残ったことは……

 翻訳詩集がけっこう売れたな、と。
 文庫コーナーの右端に固めて置いてあったのですが、そこの本がけっこう売れてました。一人の方がたくさん買われたのか、ぽつぽつ売れて結果たくさん売れたのか、それはよくわからないのですが。 

 フィリップ・ソレルスの『秘密』とそのフランス語版ペーパーバックが売れた!
 けっこう前から即売会のたびに並べていて、なかなか売れなかったのですが、根気よく推してまいりました。バルトのフィリップ・ソレルスについての本も売れていて、同じ方が買って行かれたのかな、と思ったり。

 ディケンズの長編が3つも売れた!
『大いなる遺産』と『二都物語』と『デイヴィッド・コパフィールド』が売れてました。
『デイヴィッド・コパフィールド』が売れていくところはレジで見ておりました。若いお兄さんが、うちの本をまとめてたくさん買っていってくれておりました。お友達になりたい。

 他に思ったことは、初日に来てくれるようなお客さんはマニアな方が多いのか、渋めの本でちょっとひねった値段(高めの値段)をつけたような本でも、太っ腹に買っていかれるな、と。
 白水Uブックス(新書)で、2,000円なんてついていたら、なかなか買えないと思うのですが、上の写真のマッカラーズのとか売れていたので、すごいお客さんがいるなと。
 僕だったら、そうとう躊躇しそう。ちょっと売り場を離れて、アマゾンの最安値をチェックしたりしちゃいそう。

 というような二日目(初日)でありました。

 三日目以降もよろしくお願いします。

阪神夏の古書ノ市初日

 8月12日水曜日。晴れ。

 本日、阪神夏の古書ノ市の初日でした。

 大勢のお客様に来ていただきました。本もたくさんお買い上げいただき、ありがとうございました。

 僕は15時に帰ったので、その後の様子は分からないのですが、15時までの感じでいくと棚もだいぶ空いていると思うので、二日目開店前に在庫を並べに行くつもりです。

 後になるほどいい物が出てくる、というわけにはいきませんが、まだまだ面白い本が並べられていないと思いますので、追加の本にもご期待くださいませ。

 初日どんな本が売れていたのか、あまり確認できませんでしたが、目録で推しました「池澤夏樹=個人編集世界文学全集」も少しは売れているのを見かけたので、それは嬉しかったです。

 目録はレジに置いてありますので、ご自由にお持ち帰りください。

Hanshinmokuroku 2015 01

 表紙がこういうのです。

 阪神夏の古書ノ市、始まったばかりですので、これからもよろしくお願いします。
 同時開催の下鴨の方もよろしくお願いします。 

 下鴨行きたい。