たにまち月いち古書即売会

 17日(金)から、たにまち月いち古書即売会です。

 初日金曜日は台風直撃で大変ですので、台風が過ぎた後にでも、ぜひ大阪古書組合にお立ち寄りください。

 寸心堂は、今回はいつもと違って、ガサッとした本の並べ方をしております。

 文庫は150円均一、それ以外の本は300円か500円です。

 皆さま、よろしくお願いします。

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古本屋日誌:7月6日(月)〜12日(日)

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 朝、月一回の大阪古書研究会の集まりが組合の会議室で。
 秋の天神さんのことをあれこれ。
 テント半分、目録2ページくらいの参加をその場で決める。

 お昼からは、水の都の古本展の参加店が集まっての会議。
 僕はこの前の時は撤収を手伝っただけで、来年初参加ということで。 
 日程のほか、目録をどうしようかという話。 

 この日は市もあったのだけれど、事務所と倉庫の整理中なので入札は控えめに。
 それでも、ものすごく欲しかった本にはそれなりの札を入れたのだけれども買えず。
 残念。

 年一回のKS会に向けて、この日は目録編集作業で組合へ。
 午前中写真ページのための撮影。
 お昼ご飯は、谷町四丁目駅すぐ近くの中華料理店湖陽樹へ。四川ランチ(1000円)をいただく。ごちそうさまでした。
 お昼から目録編集作業。アナログ部分を。あとは印刷屋さんへ丸投げ。 

 目録編集作業は全体を通してあまりお役に立てなかった。写真撮影は見てるだけ、目録編集はちょっとした雑用を手伝うだけ、あとなにより目録用の出品が1点だけになってしまったこと。
 来年頑張ります。 

 翌週にせまる「たにまち月いち古書即売会」に向けて本を準備する。事務所、倉庫の片付けと平行して。

 HH会の市の日だけれども、午前中から買取で寝屋川市へ。ブックハウスさんのお手伝い。
 買取の作業が済んだあと、ロビンさんに電話をすると、HH会の市はもう終わってますということで、HH会に寄らずに組合へ。

 組合で、買い取った本を下ろして、さてどうしようと思っていると、矢野書房天満橋店のはまおさんが、KS会の預かりで処理してよければ仕分けを請け負うよ、ということでお預けすることに。
 はまおさんの仕分けを手伝いつつ勉強させていただく。ちゃんと一冊ずつチェックして適切に分類し直して、どうしようもない本はちゃんとはねるといったことを、猛烈なスピードでこなされていた。素晴らしい。

 阪神夏の古書ノ市の目録の版下作りをコツコツと。

 翌週にせまる「たにまち月いち古書即売会」のために、値札のデザインを新しく作る。
 デザインのよしあしはさておき、寸心堂書店らしいものになったかと思う。

 どうしても動かせない用事で、仕事はほぼオフにして、京都へ。
 京都は一乗寺のケーキ屋さんへ。これが動かせない用事でございまして。いやはや。

 夜、購書記を書く。仕上がらず。

 購書記と今週のお知らせの記事を書く。

 阪神夏の古書ノ市の目録の版下作りをコツコツと。
 この日のうちにすっかり完成させたかったけれど、もうあと一歩及ばず。


 金曜日のK会の市にも行きたかったのだけれど、バタバタしていて行けず。
 しかし、K会には、行ったところで何が買えるというわけでもないかもしれない。

 K会に出るようなものについても勉強したいけれども、何から手をつけたらいいのやら。

 なんて言ってると、まず市に顔出せと言われそうだけど。
 もっともです。

今週のお知らせ:7月13日(月)〜19日(日)

 いよいよ「大サブカル市(仮)」がはじまりました。
 僕はまだ行けてないですが、ツイッターで流れてくる情報を見ていると、なかなか楽しそうです。
 会期中一度は行くつもりですが、早いうちに行かないと、欲しいものが売れてなくなっているかもしれないなー。

 17日(金)〜19日(日)は、毎月恒例の大阪古書組合の会館で催される「たにまち月いち古書即売会」です。
 寸心堂書店も参加予定ですので、ぜひよろしくお願いします。
 寸心堂書店は、今回はいつもとはまったく違って、150円均一文庫の棚と、300円か500円の本だけの平台、という構成でやってみようと思っています。
 いつもの「外国文学がらみの本ばっかり」みたいな棚は、来月の阪神百貨店での即売会に向けて温存です。

店主の購書記:7月2週

  1. デイヴィッド・ロッジ『小説の技巧』(柴田元幸/斎藤兆史訳・白水社)
  2. リルケ『フィレンツェだより』(森有正訳・ちくま文庫)
  3. モーム『サミング・アップ』(行方昭夫訳・岩波文庫)
  4. エリオット『荒地』(岩崎宗治訳・岩波文庫)
  5. ドノーソ『三つのブルジョワ物語』(木村榮一訳・集英社文庫)
  6. 斎藤環『キャラクター精神分析』(ちくま文庫)
  7. 黒田龍之介『ポケットに外国語を』(ちくま文庫)

 (1)心斎橋のブックオフにて。
 心斎橋のブックオフには、だいぶ前からこの本があったのだけれど、安くもなかったのでずっとスルーしてきていたのが、このたびついに安くなっていたので購入。

(2)同じく心斎橋のブックオフにて。
  リルケが22、3歳の時に、ルー・サロメに宛てて書いた旅日記で、リルケの死後20年くらいしてから刊行されたものの、森有正による翻訳(仏訳からの重訳)。
 ルー・サロメはニーチェから求婚されたこともある女性で、ニーチェ書簡集にもルー・サロメ宛ての手紙が収録されています。読んでいるとだんだんつらくなってくるような手紙です。ニーチェの書簡は、ちくま学芸文庫のニーチェ全集別巻で手に入ります。

(3)同じく心斎橋のブックオフにて。
 モームの本は時々買ってちょっとずつ増やしています。商売柄売ることもあって、増えたり減ったりなんですが。買ってすぐ読むわけでもなく、いずれ「そういう気分」になったら集中して読もうかな、なんて思いつつ。

(4)同じく心斎橋のブックオフにて。
 最近何か読んでいる時に、エリオットの荒地の中の雨の使い方のことが書いてあって、それを確認しようかなと思い購入。

(5)古川橋のブックオフにて。
 この日はこの本を見つけて浮かれてしまい、この後、普段なら買わないだろうという本も買ってしまいました。

(6)同じく古川橋のブックオフにて。
『戦闘美少女の精神分析』の単行本が出た頃は、まだわりとゲームやアニメのことも分かっていたので、すぐ読んで「なるほどー」とか思っていたのだけれど、最近はその手のものにあまり親しんでいないので、この本を読んでももはやついていけないかもしれないと思いつつ購入。

(7)同じく古川橋のブックオフにて。
 最近長編小説をじっくり読んでいる時間もなかなか取れないので、もっぱら短い小説のほか、随筆のたぐいばかり読んでいて、しかも、随筆集一冊丸々読むわけではなく、自分が好きそうな話題の随筆だけを選んで読むということをしてます。
 この本は外国語に関するエッセイ集といったおもむきで、それだったらほとんどみんな興味を持てそうということで購入。


 今週は新刊本屋では本を買わず。古本屋もブックオフ二軒覗いたきり。

 古川橋のブックオフは、古本の業者市の帰りの道すがらにあるので毎週のように覗いてます。ここか、たまに守口の方のブックオフを。

 まだまだ新刊書店で手に入るような本を古本屋で買いましたって公言するのは、著者や出版や流通に関わっている方々なんかに申し訳ない気がして気が引けるのですが、当方貧乏なので許してください。

 貧乏ならそんなに本を買わなくてもいいんじゃないの? という気がしないでもないですが。

古本屋日誌:6月29日(月)〜7月5日(日)

 堺市の実家へ。
 途中難波に寄り、難波界隈の古本屋へ。
 天牛堺書店、望月書店、山羊ブックスで、なかなかいい本が買えた。

 阿部昭『短篇小説を語る』を読了した直後に、望月書店で阿部昭全短編を見つけた。欲しかったけれど、迷って買わなかった。今になると、買っておけばよかったと思う。次行った時にまだあれば買おう。

 実家の近所の紀伊國屋書店で、鈴木道彦『フランス文学者の誕生 マラルメへの旅』(筑摩書房)を買う。
 前々から欲しいと思っていたのだけれど、若干高いので買うのをためらっていた本。思い切って買う。

 実家から交野市へ戻る。

 事務所の片付けをしながら、KS会の出品物をみつくろう。なかなか大変。

 HH会の市へ。
 前の週もたいがい出品が少なかったけれど、それに負けず劣らず少なかった。
 僕も多少は出品するようにしないとな、と思う。思いはするけれど……。

 この日は電車だったので、帰りにちょっと森小路の方へ寄り道をした。
 キーツ・アンド・カンパニーでちょこっと本を買って帰った。

 事務所や倉庫の片付けと、相変わらずKS会の出品物のみつくろい。大変。

 朝、購書記を仕上げてアップ。その後はオフ。
 中之島ダイビルのパン屋さん、パリアッシュに行ったりやなんか。

 阪神夏の古書ノ市の目録のことなど。
 印刷の勉強をしつつInDesignをいじったりやなんか。

 目録担当を引き受けたけれど、そんなにいうほど印刷物を作るのが得意なわけでもなし。
 Adobeのアプリ、普段からいじっているけれど、無手勝流でやっていて、ちゃんとした印刷物を作る時にはどんな作法が必要かとか分かっていないので、イチからお勉強という感じ。
 頑張る。

 KS会の出品の準備の追い込み。目録の締め切りは翌日なのにできあがらず。


 ずっと事務所や倉庫の片付けをしているけれど、右の物を左に動かしているだけで、ちっとも片付いているというような状態になっておりません。

 思い切って物を減らさなきゃなぁ。