古本屋日誌:12月7日(月)〜13日(日)

 市のため京阪電車で組合へ。
 電車のお伴はマンディアルグ『黒い美術館』(白水Uブックス)。天満橋駅に着くまでに「満潮」読了。大変やらしい短篇小説でございました(知ってたけど、再読だから)。

 ブックフェアに向けて本を準備。
 倉庫の整理用にコンテナボックスを買ってきたりも。

 ブックフェアに向けて本を準備。
 コツコツ。

 組合に荷物を取りに行き、その足で市のため千林の方へ。

 この日の市には、京都のシルヴァンさんが来て大量に出品してくださいました。
 忙しくなくて倉庫の空きもある時だったら、大量に買って捌いてみたい荷物でしたが、あいにくこの時期、暇も倉庫の空きもなくて、何も買えませんでした。
 普段から余裕がないといろいろ取り逃しちゃいますね。分かってるんですが、チャンスを逃してばかりです。

 帰りに守口のブックオフに寄ったり。

 ブックフェアに向けて本を準備。

 ツイッターで「明治中期の新聞に『近年の子供は、夏目漱石などの小説ばかりを読んで云々』」というツイートがリツイートで回ってきて「いいね」を押す。

 夏目漱石の最初の小説が発表されたのは明治38年。「ホトトギス」にて『吾が輩は猫である』の連載開始。つまり……。

 ブックフェアに向け本を準備。
 やっと売台2台分の目処が立ったかな、というところ。
 あと売台1台分。ギリギリまでかかりそう。

 というわけで、さすがに日曜でもオフというわけにいかず。
 きりきり働きました。

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古本屋日誌:11月30日(月)〜12月6日(日)

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 古書組合年一度の野球大会に参加。
 今年は兵庫組合の主催で、 尼崎のベイコム野球場で試合をしました。
 ほとんどの参加者が年に一回しかグローブをはめないというザ・草野球集団なのに、やたらと立派な球場を貸し切るのが恒例です。かつてはドームを貸し切ったり、電光掲示板を使ったりもしたそうで。
 参加チームは京都と兵庫と大阪で、今年は京都が2連勝で優勝でした。しかも2連続コールド勝ち。向こうしばらく京都が勝ち続けると思います。チーム力が圧倒的なので。

 野球のあとは親睦会。

 堺の実家の方へ。
 なかもずと光明池の天牛堺書店でお買い物。
 ウィトゲンシュタイン『『論考』『青色本』読解』 やピエール・ルイス『紅殻絵』など購入。
 3000円均一ではさすがにいい本がいっぱいあったけれど、高いのでほとんど手が出ませんでした。

 堺から交野へ戻る。
 なかもずと天下茶屋の天牛堺書店でお買い物。
 何を買ったかメモらなかったので失念しました。

 書斎のデスクトップのWindowsを8から10にアップグレードした。アップグレードしてよかったのかなぁ。

 北東北書会で今市へ。この日は電車で。電車のお伴はポー『黒猫/モルグ街の殺人』(光文社古典新訳文庫)。
 この日の市では、まーぶる書房さんがたくさん出品してくれて、なかなか賑わいました。

 まーぶるさんは、これからも何回かに分けて多めの荷物を出してくれるそうです。ふだん北東北書会に来ていない方も、まーぶるさんの出品がある日にでも覗きに来ませんか?

 市のあと京阪電車で渡辺橋へ寄り、パリアッシュというパン屋さんで、予約していたシュトーレンを受け取ってくる。

 しかし、千林から大江橋までは電車賃210円なのに、一駅先の渡辺橋までは330円だというのには驚きました。大江橋から歩こうかと思ったけれど、次の予定があったのでこの日は時間を優先しました。
 暇な時は歩いてやるー。

 組合へ。
 3階に置いたままの荷物をある程度片付けに。
 次の市への出品を作ったり、持って帰る荷物を整理したり。

 全大阪古書ブックフェアに向けて、本の準備を始める。

 全大阪古書ブックフェアは12月18日(金)からです。また告知しますが、よろしくお願いします。
 さらにその後は、阪神百貨店でも催事がありますので、そちらもよろしくお願いします。 

 オフ。
 京都は北山のサーカスコーヒーさんに行ったり、みよいビルの「いまどきのブックフェア」を覗いたり。 
 してきました。

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古本屋日誌:11月9日(月)〜15日(日)

 SK会の市の日。京阪電車で組合へ。この日の電車のお伴はリディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』。
 お昼頃に組合に行き、まずある程度入札を。あと、事務所にブックフェアの申し込み書を出したり。 
 大阪古書組合で年末にするブックフェアは、その直後に阪神百貨店での即売会もあるし、出るかどうか迷っていたのですが、矢野書房の矢野さんから直接「ブックフェア出てね」と誘って頂いたので、出ることに決めました。
 ちょっと入札したあと、組合の近所のカフェ、ポッロさんに。パンケーキを食す。 
 組合に戻り、入札を済ませたあと、翌週のH会の市の準備のお手伝い。
 入札市の後の振りの市もじっくり見て、目当てだったフランス語の洋書など買う。ラカンの『エクリ』や、ポール・ベニシューの『偉大な世紀のモラル』などがありました。

 ブックフェアの目録の締め切り日。
 目録に載せる本を探して集めて選んで、組合へメールを送る。
 たった10点用意しただけなのに、半日以上時間がかかってしまう。 

 谷町月一の荷物の準備を、そろそろ本格的に始める。

 HH会の市の日。
 今市に行く前に組合に寄って、荷物を車へ積み込んだり。

 組合でホップさんに久しぶりに会った。
 ホップさんは以前は交野市駅前にお店を出しておられて、僕が仕事を辞めてプー太郎状態だった頃によく通わせて頂いてました。その頃は交野市駅ビルの中にも古本も売っている本屋があり、ホップさんのお店に向かう途中にももう一軒小さい古本屋があり、なかなか幸せな古本ライフを送れておりました。今は交野市駅近辺の古本屋は全滅しちゃいましたね。寂しい限りです。 

 この日の今市のHH会の市では、出品の荷物が少なくて記録的な短さでいったん終了。
 あんまり荷物が少なかったものだから、まだ出品の準備が整っていないけれども、荷物そのものは持ってきているというまーぶる書房さんに、急遽、整ってなくてもいいので出品してください、という話になる。
 そしてそのまーぶる書房さんが出品してくれた荷物の中に、僕がこの一年くらいずっと探し続けていた文庫があったという、僕にとってだけ劇的な出来事が。
 その探していた本というのは、新訂版コナン全集の第3巻です。これでやっと新訂版コナン全集全6巻揃いました。当分売りません。

 谷町月一の荷物の準備。
 あまり集中力のいらない作業なので、アマゾンプライムで映画など見ながら。

 谷町月一の荷物の準備。
 土日はあまり仕事しないぞと思っているのだけれど、そうもいかず。

 日曜は基本オフにするつもりでいるけれど、今週はそうもいかず。
 ひたすら谷町月一の荷物の準備。 

 今週は映画7本(パソコンで)観ました。
 本の仕分けをしたり値札をつけたりしながらのながら見なので、ちゃんと観たとはいえないかもしれないけれど、面白い映画はそれでも面白かったです。「俺はまだ本気だしてないだけ」とかよかったです。

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古本屋日誌:11月2日(月)〜8日(日)

 HS会の市の日で、大阪古書研究会の例会の日。
 実家から、泉北高速鉄道と南海電車と大阪市営地下鉄を使って、大阪古書組合へ。
 この日の電車内のお伴は、マルグリット・ユルスナールの『東方綺譚』でした。

 古書研の例会では天神さんの振り返りなど。その後、古書研の皆さまと中華料理さんにお昼を食べに行き、そこではもう来年3月の中之島の中央公会堂での即売会のことを。
 HS会の市の間、組合の3階でH会の荷物の整理のお手伝い。この日のHS会では、スペイン語関係の本の口と、プルースト全集の後ろの方2巻ほど欠けたものを入手。

 事務所と倉庫の整理など。
 先日入手した美術手帖を並べ直してみたり。 1988年から95年くらいまで、ほとんど全部ありました。特集が面白そうな号もちらほらありました。近いうちに即売会で並べてみようと思います。買ってください。

 事務所の本の整理と、アマゾン用の本の準備など。

 HH会の市の日。
 まず組合に行って、月曜日に買った本など積み込む。それから今市のHH会へ。
 HH会では、新書の口を購入。

 今市からの帰り、古川橋のブックオフに寄って漫画や写真集を売る。4000円くらいに。

 そろそろ次の谷町月一に向けて、新しく持ち込むつもりの本にOPPフィルムを巻いたりやなんかし始める。 

 月曜日に買った本を仕分けたりやなんか。
 谷町月一用の本を集めたり。

 事務所のお片付け。あまり片付かず。

 年末の大阪古書組合で行う全大阪古書ブックフェアの参加申し込みの期限が近いので、その目録用の本を見繕ってみたりする。あまり高価な本は持っていないので、目録に載せてもどうなんだろうという感じですが、とりあえずいくらか絞り出しました。
 全大阪古書ブックフェアの日程など、近いうちに告知しますので、またよろしくお願いします。 

 オフ。
 梅田に出て、久しぶりに三番街のバーンホーフでコーヒー飲みました。

 梅田の紀伊國屋書店で、集英社文庫で創刊された世界文学の古典作家を分厚い一冊で紹介するシリーズ「ポケットマスターピース」の第一巻、カフカの巻を買いました。
 このシリーズ、さしあたって全13巻ということらしく、13人の名前がすでに挙がっているんですが、ルイス・キャロルだけちょっと違和感が。いや、ルイス・キャロル、好きは好きなんですけども。

 阪急百貨店のイタリアフェアを覗いてから、地下鉄で谷町六丁目へ。
 ポッロさんでパンケーキを食べてから帰宅。 

 

 今週はわりと普通のルーティーンな一週間でした。

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古本屋日誌:10月26日(月)〜11月1日(日)

 わたくし寸心堂が所属するNS会の市の日。

 土曜日にあらかた荷物は並べていたので、当日の朝はそれほど忙しくなかったと思う。僕は、はまおさんから預かった追加の荷物を作って出したり。
 この日の市では、矢野書房天満橋店さんの荷物とオヨヨ書林さんの荷物とたつる文庫さんと僕が買い取りに行った分の荷物をすべて寸心堂名義で出品したので、寸心堂がいっぱい売り上げたみたいになりましたが、9割方矢野さんとオヨヨさんの売り上げでありました。

 今年大阪古書組合に入られたデジコレさんが、ロビンさんの勧誘活動のおかげでNS会に入っていただけまして、この日NS会終了後、組合近くの居酒屋で歓迎会でした。

 倉庫の整理など。 

 KCの市の日。
 KCはいつも行っているわけではないけれど、この日は荷物が多そうでもあったので、ちょっと見に行ってみることに。

 午前中ポスターを振っている時に、モデルナさんが(ふしぎの海の)ナディアのポスターを見て、「ナディアでもこれは珍しいんじゃ」といったことを言っているのを聞いて、僕は「あー、あれはナディアだけど貞本さんが描いたのじゃなくて、幡池裕行さんの絵だろうなぁ」と思っておりました。そのポスターを見るのは始めてだったけど、絵柄でピンと来ました。元オタクなので。

 この日、けっこう遅くまで振り市を眺めていたけれど、結局一度も発声せず。
 置き入札の方で、大友克洋のAKIRAの絵コンテ集を含む出品に入札したうえで、市の途中で退席。

 HH会の市の日。
 HH会の前に組合に荷物を取りに行く。
 組合で前日入札の結果をチェック。AKIRAの絵コンテ集は落札できませんでした。残念。
 今市のHH会に出て、そして帰宅。 

 百万遍知恩寺の「秋の古本まつり」を見に行きました。
 ついでに京都観光。祇園あたりでかき氷食べたり、下鴨神社の北で和菓子を食べたり。
 どっちがついでなんだか。 

 なんばの高島屋に。
 大阪古書組合の南側、空堀商店街近辺の雑貨屋さんやなんかが集まる「からほり雑貨マルシェ」を覗きに。
 僕はnico+さんの猫のブックエンドを買いました。

 紀伊國屋書店でモンテーニュ関連本を1冊、天牛堺書店でプルースト関連本を2冊購入して、実家の方へ。

 実家の方でまるっとオフ。

 夕方、光明池の天牛堺書店へ。
 330円均一の最終日だったので、そんなにいい本見つからないだろうと思って、小銭入れしか持たずに出かけたのが運の尽き。
 べつにものすごい掘り出し物がざくざくあったというわけではないけれど、僕好みの本がゴロゴロ残っていたのに、お金がなかったので厳選せざるを得ず。残念無念。

 実家の最寄りの天牛堺書店は泉ヶ丘店だったのですが、この10月末に閉店しておりました。
 僕が古本を買うようになった最初のきっかけは、近所に古本を売っている所があったから、すなわち天牛堺書店があったからで、近所に古本屋がない環境に育っていたら、いずれ古本屋になるほどの古本好きには、僕はなっていなかったかもしれません。
 そういうわけで、天牛堺書店泉ヶ丘店の閉店は、僕には大ショックでした。

 近所に古本屋さんがある地域にお住まいの方は、その古本屋がなくならないように、古本屋で本を買ってくださいね。

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