- ラブクラフト『文学における超自然の恐怖』(大瀧啓裕訳・学研)
- 井波律子『読切り三国志』(ちくま文庫)
- 井上究一郎訳『セヴィニェ夫人手紙抄』(岩波文庫)
- 南條竹則・松村伸一編訳『D.G.ロセッティ作品集』(南條竹則/松村伸一編訳・岩波文庫)
- 藤田嗣治『随筆集地を泳ぐ』(平凡社ライブラリー)
- バルザック『グランド・ブルテーシュ奇譚』(宮下志朗訳・光文社古典新訳文庫)
(1)守口ジャガータウンのブックオフにて。
ラブクラフト。最近はぜんぜん読んでいないけれど、若い頃好きでした。それで、創元推理文庫のラブクラフト全集はできるだけ揃えて持っていようと思っています。とはいえ、リアル古書店で欠けている巻を見つけたら買っておくというやり方なので、一度欠けた巻が出るとなかなか揃いません。現在3巻を欠いてます。
こういう本が出ているの、知りませんでした。安くもなかったので買うかどうか迷いましたが、作品解題を読むと欲しくなり、思い切って購入しました。
(2)同じく守口ジャガータウンのブックオフにて。
三国志って、いろいろな本で読もうとしてきたのだけれど、一度も最後まで通読したことがありません。羅貫中の『三国志演義』はもちろんのこと、吉川英治や柴田錬三郎や北方謙三でも最後まで読めませんでした。横山光輝の漫画でも、最後までは読んでいません。
とりあえずこの本を読んで、三国志の全体像を掴んだうえで、また再度どれかに挑戦してみようかなと思い、この本を買ってみました。
この本さえ読了できないかもしれないけれど。
(3)同じく守口ジャガータウンのブックオフにて。
セヴィニェ夫人(1625-1696)の手紙。『失われた時を求めて』翻訳者の井上究一郎の翻訳。『失われた時を求めて』の主人公の祖母がセヴィニェ夫人の手紙の愛読者であったという設定があり。
附記で、『續セヴィニェ夫人手紙抄』について触れているけれど、その本は出ているのかなぁ?
(4)京橋のブックオフにて。
わりと最近(今年の3月)出たばかりの本なので確保しました。
ロセッティはこういう絵を描く19世紀の画家で、そして詩人でもありました。
(5)同じく京橋のブックオフにて。
今度は日本の画家の随筆集。
戦時中やその直後に書かれたものが多いけれど、あまり悲壮感などあるように読めない。
戦争状態が日常になると、人は案外その状況に慣れたりするのかなぁ、などと思ったり。
戦争嫌ですけど。
(6)たにまち月いち古書即売会にて。
光文社古典新訳文庫は時々変化球を投げてくることがあって、そうした変化球のうちの一つは、長編作家と思われている作家の短編集を出すというやつで、最近ではゾラの短編集が出ていました。そしてこれはバルザックの短編集。
かつて普通に新刊で買って、全部読まないうちに売ってしまい、再度手に入るチャンスがあればいつでも買うつもりでいたところ、たにまち月いち古書即売会で格安で売っていたので購入しました。厚生書店さんのところで売っておりました。
平均すると一日一冊以上のペースで買っているけれど、一日一冊以上のペースで読んでいるわけではないので、積ん読本がどんどんたまります。
どうしたって買う量の方が読める量より多くはなるだろうけれども、もうちょっと本を読む時間を作りたい。