みつばち古書部店番日の顛末:2017年9月22日(金)

2017年9月22日金曜日、みつばち古書部のはじめての店番の日でした。

朝、この日は一日雨だと分かった瞬間、「ああ、これは切ない一日になるかもしれないな」と覚悟しました。

でも逆に、あまりお客さんが来てくれなかったとしても、「店番が自分だからじゃない。雨のせいだから!」と言い訳できるなぁと思ったりもしました。

そんな風に若干不安な気持ちを抱えて店番に向かいお店を開けましたが、いざ始まってみると、もう一日ずっと楽しかったです。

こんな楽しくていいのかな!? っていうくらいでした。

「おすすめの外国文学プレゼント企画」なんていうのを一応告知しましたが、正直、この企画に乗って遊んでくれる人なんて現れないかもしれないなと思ってました。

それでも、いざそういう人が現れた時にはいろんなタイプの方に対応できるようにと、この企画用の本だけで40冊くらい用意して臨みました。

これだけ準備して臨んで結局一日まったく声をかけてもらえなかったら、売上げがどんなだったとしても、多少(あるいはものすごく)切ない気持ちになっていたかもしれない。

ところが、お店を開けてからそう時間が経ってない頃に、この企画を知っている方が現れてくれたのでした! テンション上がりました!

そして、結局この日四人の方がこの企画のお相手をして下さいました。

ものすごく嬉しかったです。ありがとうございました。

他にもいろいろ楽しいことがありました。

阪神では『愚者の船』を、中之島では『乱視読者の英米短篇講義』を買って下さっていたらしい、枚方(!)の方といろいろお話しできたのも嬉しかったです。

そのとき話題に出ました『アーダ』ですが、その後買いましたよ!

キンモクセイ文庫さんが外国文学プレゼント企画に付き合って下さったのも嬉しかったです。あと、キンモクセイさんがいる時にいた他のお客さんが「田辺聖子」と言った瞬間のキンモクセイさんのキランとした目を見られたのが面白かったです。

僕最近、田辺聖子さんの古典エッセイもの集めてます!

谷川俊太郎の詩集を買ったうえで、外国文学プレゼント企画の存在を知っていた方には、ボルヘスの『詩という仕事について』をおすすめしました。この方が、お店のこと(「お店しないんですか?」と)聞いて下さいました。

この日の店番がものすごく楽しかったので、やっぱりお店やりたいです! はんのきさんみたいなスタイルでやるということで、一緒にやれる方と、あといい感じのロケーションを探してます!

大学の講義が五限まであるから行けないと言っていたにゃんこさんが、閉店間際に駆け込んで来てくれたのも嬉しかったです。わざわざ僕が店番だからって来てくれるって、ありがたすぎます。

今後ともよろしくお願いします。

にゃんこさんは外国文学プレゼント企画について何も言ってくれなかったけど(笑) こっちから押し付けました。「外国文学は読まないんですか?」とか言って。受け取って頂いてありがとうございます。「オメラスから歩み去る人々」だけでもいいので、読んでみて下さい。

というようなわけで、たいへん楽しい一日でした。

それもすべて、来て下さった皆様のおかげです。ありがとうございました。

次は11月2日(木)になります。

また平日なので、お客さんの数は少ないかもしれません。ですので、数少ない寸心堂書店が嫌いでないアナタ、有給取ってまでとは言いません、多分また19時までやると思うので、仕事帰りにでも寸心堂に会いに来て下さい。

お待ちしております!

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