2月の即売会準備中:いろいろ9冊

今日値付けをしていて「売る前に読んでおきたいな」と思った本たち。

上の写真の右から順に一言ずつ。

神西清『堀辰雄文学の魅力』
ロシア文学者の神西清による堀辰雄案内。僕は堀辰雄のいい読者でないので(つまりちょっとしか読んでないので)、これを読んで堀辰雄に入門したい。

秋山駿『恋愛の発見』
大人になると「文学とは何か」みたいな大上段な問題意識を持ち続けるのって、なかなか難しい。「その問題って別に解決しなくても生きていけるしな」みたいな考えの、つまらない大人になってしまっておりまして。
で、ときどき、そういう問題意識で書かれているものを、ちょっと読んでみて、若いときの気持ちを思い出そうかなと思うこともありまして。
帯文に「文学の源泉、或いは文学の魅力の一番の精髄は、恋愛と犯罪である」みたいなことが書いていて、ちょっとその先の話が聞きたいという気持ちに。

『西脇順三郎対談集』
西脇順三郎のエピソードで忘れがたいのの一つに、「卒論をラテン語で書いた」ってやつがあるんだけど、吉田健一との対談によるとそれは事実らしく、かつ何の論文だったかっていうと経済学の論文だったんだって。なんとなく文学関係の何かだろうと思い込んでた。
西脇順三郎の、人間の実存を「淋しさ」にみる一連の詩とか好き。僕は人生ってのはとことん切ないものだなぁと思っていて、人間存在の「せつなさ」を主題にして詩か短歌か書いてみたい。書けないけど。

田中小実昌『モナドには窓がない』
カントとライプニッツのところだけでいいから読んでおきたい。谷町月一初日までに読めてなかったら棚に並べないかも。嘘です、並べます。

レイモン・クノー『文体練習』(水声社版)
ずいぶん昔に堺市立南図書館(泉ヶ丘駅前の図書館)で朝日出版社版を借りて読んだ。その後天牛堺書店さんで古本を買って手に入れてもう一回読んだ。そして、つい先日、ツイン21の古本まつりで高山文庫さんが水声社版を売っていたので買った。そして本文を3分の1くらい読んだところで止まっている。売るまでに読みたいのは本文よりも、論文や解説などのおまけのところ。この本、おまけ部分が多いんです。

アンリ・トロワイヤ『石、紙、鋏』
トロワイヤといえば伝記作家みたいなイメージがあって、実際僕も伝記しか読んだことがない。そんなトロワイヤの小説を小笠原豊樹が訳しているということで、いずれ読んでみたいなぁと思っている。そう思いながらいつまでも読まないという本がどれだけあることか。

ジョルジュ・シャルボニエ『ボルヘスとの対話』
まあボルヘスですから。以上。

市川浩『ベルクソン』
フランス文学好きで哲学にもちょっと興味があって、小林秀雄も嫌いではなかったのに、どういうわけかベルクソンは高校時代に岩波文庫の『笑い』ってのを手に取っただけで、主著にあたるようなものはぜんぜん読んでいない。
ちょっと前に(年寄りの言う「ちょっと前」ってのは10年前でもちょっと前ですからね)、竹内信夫さんがベルクソンの新訳をどんどん出されると知った時に、この機会に読んでみようかなと思っていたのだけれど、未だ入手もできておらず。
主著にあたる前にこの概説本でお勉強しておこうかな、と。

P・ヒューズ/G・ブレヒト『パラドクスの匣』(柳瀬尚紀訳)
パラドクスの実例がズラズラ出てくるばっかりの本。バカバカしくて楽しい本。さすが柳瀬尚紀さん。アマゾンの値段は高すぎだと思います。うちは良心的なお値段で。いくらかは確認しに来て下さい。

たにまち月いち古書即売会は、大阪古書会館にて、2月17日(金)から。

水の都の古本展は、大阪市中央公会堂にて、2月21日(火)から。

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